feelings~狼くんのお姫様~
放課後
私たちはカフェでおしゃべりして帰るのが
日課になっている
「あっ!門限やばい!
うちの親のこういうとこだけ嫌い」
友美ママ、ほんとにこーゆーとこ厳しいんだよねぇ
まあ、友美が心配なんだろうなぁ
「フフっ、愛されてんだよ」
そう、それは愛されている印
あたしにはない温もり
「星花…」
心配そうな顔で友美がみつめる
あっ!心配させちゃった
不安がらせる気はなかったんだけどなぁ
「大丈夫だよ
まだ、帰ってきてないかもだし
急がないと間に合わないよ?」
そういって笑ってみせる
できるだけ友美に負担をかけたくない
話をきいてくれてそばにいてくれるだけで充分だ