暴走族に愛された不登校女子。
それから発作は治らないまま、復讐を果たすため不良校に転入した。
強くなるために勉強も頑張り会長になった。
会長になれば、どんなに悪さをしようと先生は何も言えない。
これで全ては、終わったのだ。
だからその復讐を果たそうとしたときだった。
嵐が俺等に言った。
「アイツ…、行方をくらましたんだよ…」
智が一番驚いていて、言葉を失っていた。
行き場のない悔しさで、俺は何とも言えない感情になった。
智はそれでもこの学校にいることで自分の居場所を見つけ、友人も出来て復讐のことは口に出さなくなった。
俺の努力は報われないまま、途方に暮れた。
何のための会長、だ。
何のための力だよ…。
俺だけが、どうして復讐するために頑張ったのだろうか。