暴走族に愛された不登校女子。
「…好きなら行こう。
後悔しないように。
でもあたしと小呉は、あんたを許すつもりはさらさらにないから」
ねぇ、直樹?
お父さん。
あたしって、おせっかいだよね。
本当…。
大嫌いな人を、救おうとしているんだよ。
馬鹿なのかなぁ…なんて。
でもあたしはどんなに嫌いな人でも、
こうして救いの手を伸べているのだ。
…それがあたしなんだ。
「自分らしい」ってこういうことなのかな。
静くん…?