暴走族に愛された不登校女子。
「…そうだよな…。
だから今度は俺が庇った…」
「直樹…」
「俺の事は気にすんな…。ほら、勝てよ。
お前は弱くねぇーよ…」
「…あぁ」
智が立ち向かって行った時、1人の男が豹也を殴り倒していた。
俺はゆっくりと起き上がって、その男を見ると―…。
「柏…」
豹也の弟、柏 祐也だった。
「皮肉です。俺は何で無駄な体力を消耗してるんだろ…。
でも兄貴…。
俺は貴方が大嫌いです。
これだけは言えるんで、彼らを庇いました」