Dear…

 「あっ、駄菓子屋見えてきたよっ」




 「本当だぁ、やったぁ」





 あたしたちの行きつけの駄菓子屋。


 人通りも少ない小さな小道に、一軒だけあるのだ。





 「おばあちゃ~んっ、アイス5個!」





 そう大声で駄菓子屋のおばあちゃんを呼んだのは、林くん。





 「健介ちゃんたち、よく来たねえ」





 駄菓子屋のおばあちゃんは、いくつなのかはわからないがいつも元気そうだ。


 そして、すっごくあたしたちに優しい。



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