君という存在
その日の帰り道。


君が倒れていないことを願っていた。


幸い、君はもういなかったが、何処へ行ったのか。
そう考えるたび心は苦しくなった。



もし、あの時、君を助けていられたら…。
もし、あの時、自分の事より君の事を優先したら…。


この苦しみは感じることはなかっただろうか。



今になってそんなことを思う。



後悔という言葉が私の心をえぐった。



君はきっと生きていると信じるのはやっぱり都合よく考えているだけなのだろうか。



ごめんね。
あの時助けてあげられなくて。
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