君という存在
君が倒れているのをみた二日後。


落ち込んでいる私にさらに追い打ちをかけるかのような出来事が起きた。


違う君が血だらけで倒れているところを見た。



君より酷かったんだ。


もう助けたくても助けられなかった。
ピクリとも動かない。



何匹ものカラスが君の周りを囲んでいた。


違う君はいつそんな状態になってしまったの?


もっと早く見つけられたら助けられてたのでは?

そう思うたびやりきれない気持ちになった。
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