前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー



午後のテストも無事に終わり



そして冬休みに突入〜



クリスマスはミカが声をかけてくれて
レイジくん、私、テッタ、リンカ
万里くんとリョウくんで



ミカの家でクリスマスパーティをすることに……



私とテッタにとって
初めてのクリスマスだったんだけど


ミカとレイジくんの崇拝者な
私たちにとったら最高な
クリスマスプレゼントだよ(笑)



2人の同居?同棲??
してる部屋に入れるんだよっ!!


私たちにとったら
ハリウッドスターのお宅へご招待
のチケットが当たった
ようなもんよ(笑)



ミカの家の最寄り駅に着くと
ミカが駅で待っててくれた


先に私たちに気がついたミカが


「アイリ〜!テッタくん!!
こっちこっち〜!!」


と手を振りながら笑顔で
私たちを呼んだ


いつ見ても、学校で毎日見てても
この笑顔は私でもドキドキしちゃう
くらいの威力だからね(笑)


テッタは私の手を握りながら


「相変わらず、いつ見ても
ミカちゃんは威力抜群だな…(笑)」


と真っ赤な顔で呟いている…


私はヤキモチ焼きだから
普通ならここで腹立つところなんだろうけど、テッタにとったらミカは
憧れのスターっていう位置付けだし
どっからどう見てもミカは完璧な
美人だから
全く腹がたたないんだな(笑)


私もレイジくんの大ファンだしね(笑)


ケンゴには


「お前らって本当
わかんねぇな〜(笑)」


って言われるけど
ケンゴはミカに一目惚れした挙げ句
恋人になりたいという
気は捨てたみたいだけど
今だにミカが好きで
テッタ以上にミカの大ファン
だからねっ!!


でも、私たちはきちんと
お互い想いあってるから
大丈夫(笑)



って、ミカの笑顔に釘付けにされて
話がそれた(笑)


するとミカの方から近づいてきて


「今日はわざわざ来てくれて
ありがとう〜!
なんか、せっかくのクリスマスなのに
声かけちゃってごめんね…
リンカがどうしても
アイリとテッタくんも呼びたいって
聞かないの(笑)
会うの楽しみにしてて
ハイテンションで支度してる(笑)」


「いやいや、私もテッタも
凄く楽しみにしてたから(笑)」


「アイリ、ありがとね(笑)
ただ……」


「ミカちゃん、どうしたの?
なんかあったの??」


「うーーん
なんかあったって
わけではないんだけど……」



「なによ?ミカ??」


「2人が来て
気を悪くしたら悪いから
先に言っておくねっ?!
レイジがすっごくご機嫌ナナメなの。
このクリスマス会はリンカが
企画したんだけど……
レイジはずっと反対してて…
バンリくんもレイジに少し味方して
たんだけど…
リンカは1度言い出した事は絶対に
曲げないからね!
でもまぁ
レイジは決まってしまったら
潔いから、2人が着く頃には
気持ちもだいぶ落ち着いてると
思うよ(笑)
ただ、さっきまでは目をこんなに
つりあげて怒ってた(笑)」


と言って、ミカは自分の目を指で
グイッと引き上げて言った


てか、ミカ
その顔って普通の子がやると
変ガオだよね??


ミカがやると、何故か
なにしてもカワイイ……(笑)


「ミカちゃん、俺らは
皆でガヤガヤしたクリスマスでも
楽しめればそれでいいんだけど…
まぁ、とりあえず行ってみようか?」



レイジくんはクリスマスは
ミカと2人で過ごしたかったのに


リンカに邪魔された挙げ句に
家にまで押しかけて
ホームパーティを企画されて
ご立腹ってわけね(笑)


そりゃ、機嫌悪くもなるわなっ!


テッタもレイジくんに同情してるし…


「テッタくん、ありがとね!
うん、とりあえず来てみて(笑)」


それからは3人で和気あいあいと
楽しく会話をしながら


ミカの家の前に到着〜







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