前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
するといきなりレイジが
私をお姫様抱っこすると
ベッドに放り投げるようにして
下ろして、一瞬で上に跨って
ニヤリと笑った


「隙あり」


と言って、触れるだけのキスをすると
すぐに深い口付けに変わった。


息もさせてくれないよう激しいキスで
苦しくなってジタバタして胸を
トントン叩くと


「えー もう降参??(笑)」


と笑いながら言った。


かっこよすぎでしょ!!


胸がキュンキュンするよ…


あっ!もうすっかりご機嫌は
良くなったみたい(笑)


でもね、どんなレイジでも
私は大好きよ。


「レイジ、大好き。
機嫌治してくれてありがとう(笑)」


と言うと、チュッと軽く口付けされて


「俺の方がもっともっと
ミカが好きだよ。可愛すぎて
このまま食べちゃいたいけど…
今はがまんがまん(笑)」


と言って、私の上から離れると
私を起こしてくれた


もう反則だよ…


かっこよすぎて


優しくて


レイジは化け物なんだから(笑)



するとレイジが私の首の後ろに手を回してネックレスを付けてくれて



「メリークリスマス〜!
俺のかわいいお姫様(笑)」


と言ってニカッと笑ったレイジ


はぁ、アイリじゃないけど
私もレイジの格好良さに
クラクラきてる(笑)


ネックレスに目をやると
プラチナのダイヤネックレスだった
凄く高そうだけど
可愛らしいデザインで
どんな服にも合いそう!!



「ありがとう〜!!凄く嬉しい!!
でも高いでしょう??けど
今日はクリスマスだもんね(笑)」


と言って、私は引き出しから
四角い箱を取るとレイジに渡した


「メリークリスマス〜
私の素敵な王子様(笑)」


と言って私もニッコリ笑った


「俺に??」


「うんうん、開けてみて?(笑)」


私がレイジに用意したのは時計


この前女の子の集団に揉みくちゃに
されてベルトが壊れちゃってたから


私、頑張りました(笑)
モデルの仕事で予想以上に高い
報酬を貰ったからね!


「これっ!!俺の欲しかったやつ!
しかもスゲェ高いぞ?!!」


「だから、今日はクリスマス(笑)
レイジだって、こんな高価なもの…
おあいこだよ(笑)」


「ミカ…ありがと!!」


「うん!
これなら3年保障ついてるからね(笑)
壊れても3年間はすぐ治して貰える
からねっ(笑)
その先は…壊れたら…
また私がプレゼントするから(笑)」



「ぶははははっ(笑)
それは頼もしい(笑)
でも一生大切にするから!
引きちぎられても元に戻して使う!」



「良かった(笑)喜んでくれて!
私もこのネックレス!!
一生大切にするねっ!(笑)」


「それこそ、そんなのいくらでも
買ってやるよ(笑)
ミカに苦労かけないように
俺頑張るから、ずっと俺のそばに
いて?」


と言って、私をギュッと抱きしめたから
私もギュッと抱きついて


「苦労したとしてもレイジが
私をそばに置いてくれるなら
ずっとそばにいさせてね?」


「ああ〜っ!それヤバイって(笑)
ミカかわいすぎっ!好き過ぎて
頭おかしくなりそうだ…
そろそろ下戻るかっ!
姉貴が痺れきらして
ブチ切れる前に…(笑)」


と言うと私の口に軽くチュッと
口付けして優しく笑った


レイジ


大好きよ…

< 107 / 267 >

この作品をシェア

pagetop