前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
その後のクリスマスパーティーも
すっごく楽しかった!!


レイジとバンリくんもすっかり
テッタくんと打ち解けて
楽しそうに話していたし…


リンカもこの前より更にアイリと
仲良くなってた(笑)


今までずーっと私だけといたリンカ


私以外の女友だちを作ろうと
しなかったんだけど


アイリの事は気に入ったみたい(笑)


アイリもアイリで、そういう所が
あるんだけどリンカとは
馬が合うみたい(笑)



知らないうちにお酒を飲んで寝てしまった私は気がつくとソファで寝ていた


いつの間にかみんな帰っていて
テーブルの上もすっかりとキレイに
なっていた


レイジは片付けを1人でしていた


若干まだ足にきてる私はフラフラ
しながらレイジの所へ行くと


「ああ、ミカ起きたの??
具合大丈夫か??」


「う うん…」


「ウソだ(笑)
まだフラフラじゃんか。
これで終わりだからちょっと待ってて」


と優しく微笑むから
胸が鷲掴みにされたみたいに
ドキドキした。


お酒の抜け切れて無い私は
いつもより積極的になってるみたいで


レイジの背中に抱きついて


「いやだ…離れない」


「クゥーッ!!ミカちゃん
かわいすぎ‼︎‼︎
よしっ!これでおわりだ(笑)」


と言うと
レイジは正面に向きなおって
私をギュッと抱きしめた。


なんか、普段からも桁違いに
カッコいいのに、今はそれ以上に
カッコ良く見えて


急に凄く恥ずかしくなって
顔が熱くなってきたから


「お風呂入ってくる…」


と言ってレイジから離れて
フラフラしながら
お風呂のある方へ向かうと


「1人じゃ危ないってミカ!!
今日は一緒に入る!!」


と言って、私を片手で担ぐように
抱き上げて脱衣所へ行くと


有無も言わさず


あっという間に服を剥ぎ取られ
自分の服も早技で脱ぎ


お風呂場に連れて来られ
身体中泡だらけ(笑)


なんか凄く恥ずかしい状況なのに
おかしくなってきて
2人で泡だらけになりながら
シャワーかけあってた


お風呂から上がると
子どもが拭いてもらうみたいに
わしゃわしゃと私の身体を拭き


私をまた片手で担いで寝室に
連れていき


レイジの気が済むまで
離して貰えませんでした!



わたしはというと
その頃にはすでにすっかりお酒は
抜けておりました…(笑)



「レイジ……私もう壊れちゃうよ?」


「ダメダメ俺はたりない」


「私、明日動けなくなっちゃうよ」


「大丈夫。俺が手となり足となる。」


何度これを繰り返したことか……


そして、翌日私は全身痛くて
使いものになりませんでした(笑)




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