前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
2人の住居に移動すると
健夫君はミカをソファに座らせて
天さんのお父さんの指示通りの巻き方で
手際良く包帯を巻き終えると
ほどなくして
ピンポン
ピンポン!!
ピンポンピンポン!!
インターフォンが連打されて
天さんが慌ててドアを開けると
明夫君と舞さんが血相変えて
入ってきて
「ミカ!!また怪我したんだって!!
どこのどいつにやられたんだ!!
やったクソ野郎をお兄ちゃんが
2度と笑えないように
してやるわぁ〜!!!!!!」
「本当!!許さないっ!!!
そんな○カスごとき
明夫の出る幕でもないわよっ!!
私が滅多打ちにしてやるわっ!!」
包帯を巻き終えて
3人で少しマッタリしてた所だったから
2人の勢いに目を丸くして見ていると
「ぷっ(笑)あはははは(笑)
ちょっと、明夫くんも舞さんも
笑わせないでぇ!イタタタタッ
くくくくくっ(笑)
さっきの天ちゃんとレイジみたい…
ぷっ(笑)イッ…… アタタタッ
ふははははは(笑)」
ミカが背中を庇いながら
涙を流して大爆笑しているのを
見て
明夫君たちも怒る事を忘れ…
「ああああ、わかったから……
笑うなミカ……傷にさわるだろ?
ごめんごめん、お兄ちゃんが悪かった」
2人はミカの笑いを必死に止めようとしている。
ミカ、痛がる顔も笑った顔も
めちゃめちゃ可愛いけど
今は沈めておくれ、その笑いを。
本当傷にさわるって!!
ただ、この後話す事をこのメンバー
に話してしまって
本当に良いんだろうか??(笑)
俺もミカの事となると歯止めが
きかないし
さっきもカーッときて
ミイラ取りがミイラになって
どうすんの?って
ミカに指摘されたし………
この人たち全員ミカの事となると
すぐ熱くなっちゃうし
負傷中でこの中で一番
穏やかな性格のミカに、俺らの
怒りを沈めて抑えるだけのパワー
あるんだろうか…
正直俺この後が不安…(笑)
でも話さないとならない事だから
俺も腹くくるぜ!
カーッとなりそうになったら
ハンカチでも噛んで
耐えるしかねぇな(笑)
「さて、みんな集まった事だし……
今日はいろんな事があったんだ。
良い事も悪い事も。
ミカがどうして怪我したのかも
これから詳しく話すから……
少し長くなるけど、聞きたい事が
あれば俺の答えられる事なら答えるよ
でも、話し終わってからにしてね?」
と、言うとみんな真剣な顔になって
頷くとそれぞれが腰を下ろした。
「レ レイジ……大丈夫かなぁ?
さっきみたいなのはナシだよ?」
みんなをキョロキョロと見回すと
ちょっと不安気な顔でミカが
俺を見たから
「うーーん、ちょっとそれは自信ない
もし俺がミイラになったら
キスして(笑)そしたら正気に戻る!」
イタズラな顔して言うと
ミカが赤くなって下を向いた
それを見た健夫君が俺の頭を小突くと
「俺の妹は純粋なんだ。
ミカにそういうハレンチな事を
要求するなよ!」
「よく言うわ!健夫!!
アンタは病院内、しかも職場で
私にそういう事しょっちゅう
要求してくるくせに……」
「天ちゃん…ちょ ちょっと
健夫くん?いくらなんでも
それはやり過ぎだよ……」
ミカに言われると何も言い返せない
健夫くんを見て天さんは得意気になって
笑うと
「だって、天が可愛すぎるんだから
しかたねぇじゃん!
ほれ、礼二!話が変な方向に脱線
し始めたから早く話せよ?!」
はいはい…
てか、脱線させたの健夫君じゃねえか?
まぁいいや
「では、まずミカの怪我の原因から…」
と、今日あったことを出来るだけ
ゆっくりわかりやすく正確に
話した
健夫君はミカをソファに座らせて
天さんのお父さんの指示通りの巻き方で
手際良く包帯を巻き終えると
ほどなくして
ピンポン
ピンポン!!
ピンポンピンポン!!
インターフォンが連打されて
天さんが慌ててドアを開けると
明夫君と舞さんが血相変えて
入ってきて
「ミカ!!また怪我したんだって!!
どこのどいつにやられたんだ!!
やったクソ野郎をお兄ちゃんが
2度と笑えないように
してやるわぁ〜!!!!!!」
「本当!!許さないっ!!!
そんな○カスごとき
明夫の出る幕でもないわよっ!!
私が滅多打ちにしてやるわっ!!」
包帯を巻き終えて
3人で少しマッタリしてた所だったから
2人の勢いに目を丸くして見ていると
「ぷっ(笑)あはははは(笑)
ちょっと、明夫くんも舞さんも
笑わせないでぇ!イタタタタッ
くくくくくっ(笑)
さっきの天ちゃんとレイジみたい…
ぷっ(笑)イッ…… アタタタッ
ふははははは(笑)」
ミカが背中を庇いながら
涙を流して大爆笑しているのを
見て
明夫君たちも怒る事を忘れ…
「ああああ、わかったから……
笑うなミカ……傷にさわるだろ?
ごめんごめん、お兄ちゃんが悪かった」
2人はミカの笑いを必死に止めようとしている。
ミカ、痛がる顔も笑った顔も
めちゃめちゃ可愛いけど
今は沈めておくれ、その笑いを。
本当傷にさわるって!!
ただ、この後話す事をこのメンバー
に話してしまって
本当に良いんだろうか??(笑)
俺もミカの事となると歯止めが
きかないし
さっきもカーッときて
ミイラ取りがミイラになって
どうすんの?って
ミカに指摘されたし………
この人たち全員ミカの事となると
すぐ熱くなっちゃうし
負傷中でこの中で一番
穏やかな性格のミカに、俺らの
怒りを沈めて抑えるだけのパワー
あるんだろうか…
正直俺この後が不安…(笑)
でも話さないとならない事だから
俺も腹くくるぜ!
カーッとなりそうになったら
ハンカチでも噛んで
耐えるしかねぇな(笑)
「さて、みんな集まった事だし……
今日はいろんな事があったんだ。
良い事も悪い事も。
ミカがどうして怪我したのかも
これから詳しく話すから……
少し長くなるけど、聞きたい事が
あれば俺の答えられる事なら答えるよ
でも、話し終わってからにしてね?」
と、言うとみんな真剣な顔になって
頷くとそれぞれが腰を下ろした。
「レ レイジ……大丈夫かなぁ?
さっきみたいなのはナシだよ?」
みんなをキョロキョロと見回すと
ちょっと不安気な顔でミカが
俺を見たから
「うーーん、ちょっとそれは自信ない
もし俺がミイラになったら
キスして(笑)そしたら正気に戻る!」
イタズラな顔して言うと
ミカが赤くなって下を向いた
それを見た健夫君が俺の頭を小突くと
「俺の妹は純粋なんだ。
ミカにそういうハレンチな事を
要求するなよ!」
「よく言うわ!健夫!!
アンタは病院内、しかも職場で
私にそういう事しょっちゅう
要求してくるくせに……」
「天ちゃん…ちょ ちょっと
健夫くん?いくらなんでも
それはやり過ぎだよ……」
ミカに言われると何も言い返せない
健夫くんを見て天さんは得意気になって
笑うと
「だって、天が可愛すぎるんだから
しかたねぇじゃん!
ほれ、礼二!話が変な方向に脱線
し始めたから早く話せよ?!」
はいはい…
てか、脱線させたの健夫君じゃねえか?
まぁいいや
「では、まずミカの怪我の原因から…」
と、今日あったことを出来るだけ
ゆっくりわかりやすく正確に
話した