前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
話し終わると…
「そっかぁ、だからミカは
どうしても明日から練習したいって
駄々こねてたんだ?
でも、祐介の言う通り5日間は
何があっても練習するなよ
それでもまだまだたりないくらいだけど
明日の痛みは多分今日より酷い。
それが少し落ち着くのが多分5日くらい
先なんだ。それまでは無理してやっても
なんの成果も無いどころか逆にダメになっちまうぞ?わかったな?」
健夫君が優しくミカに問い正すと
「うん、頑張って我慢する」
「そうだミカ、我慢も時には必要だ」
「はい!」
舞さんは大まかな話はわかって
いたようだったけどさすがに
「100人越えは私も未経験だわ。
しかも、その10人の刺客。
本当やっかいな奴らだわ…
遠藤組の選りすぐりの
幹部達じゃない!!
とにかく勝つしかないわね…
私も加わって少しでも役に立ちたい
んだけど…
前川の方に頼まれてあっちの方の
裏付けを取ってる最中なの。
カイトの方は私も絶対殺人だと思う。
時効はまだだから
きっちり罪を償わせる事も出来る。
私はこっちを全力で頑張るから
礼二君絶対勝つのよ?」
「ミカ……こんな身体で無理して
戦ってなにかあったら
私どうしたらいいの?
ミカだけでもなんとかならないの?」
天さんが心配そうに言った
俺も本当そう思う。
どっかの部屋に1人で閉じ込めておけたらいいのに…
俺らは絶対に勝つんだから。
そしたらミカは無傷じゃん。
するとミカは天さんと俺を見ると
「天ちゃん、ありがとう…
でもね有坂くんの事は私は当事者なの。
それに私の親友を暴力団の工藤が探してるんだよ?
それでも親友は私のために最前線で
戦ってくれるんだよ?
確かに私は足手まといだけど
猫の手を借りたい程にこっちは
戦力が少ないの。
それぞれはみんな凄く強いけど…
向こうの戦力はこっちの10倍なんだよ?
もし、私が単独で隠れたとしたら
たった数人相手にしても
私は簡単に捕まっちゃうし……
紗江さんが私と一緒に隠れたら
大幅な戦力ダウンになっちゃう。
私は紗江さんに守ってもらいながらも
出来る限り負担をかけないように
するしかないんだもん。
自分が本当に情けないけど
やらなくちゃ!仲間だもん!
だから、わかって?レイジも!ねっ?」
ミカの気持ちが痛いほどにわかって
何も言えねぇ…
そうだよな…
かわいそうだけど、事実なんだ……
ミカは頭がいいだけに
この現実はかなりキツイはずだ。
「そう…わかったわ…
猫の手も借りたいの??
なんなら私も………」
天さんが身を乗り出して立ち上がると
「ダメだ」
健夫君が天さんの肩をガシッと掴んで
座ってた椅子に戻した。
「わかったわよ!
でも、私はあなたたちの味方だよ!
なにかあれば言ってね?」
「うん、ありがとう!」
「んだよっ!!俺もなんとか
手を貸してやりてぇよ!
まさか、ミカまで戦闘に加わるなんて
思ってもみなかったよっ!
ミカはどっか安全な場所に隠れられる
と思ってたのになぁ…
そんな状況だったら
何日間かメスなんか握れなく
なったってかまわねぇのに…
俺が入ればまた少し楽になるって
いうのに……
でも来月末に大きな手術を
抱えてるんだ……
正人さんの助手として
お前らがヤバイって時に
俺はドイツへ10日間も
行かなきゃなんねぇんだ!!」
健夫君は、ハァっと一息ため息をつくと
項垂れて肩を落とした…
「そっかぁ、だからミカは
どうしても明日から練習したいって
駄々こねてたんだ?
でも、祐介の言う通り5日間は
何があっても練習するなよ
それでもまだまだたりないくらいだけど
明日の痛みは多分今日より酷い。
それが少し落ち着くのが多分5日くらい
先なんだ。それまでは無理してやっても
なんの成果も無いどころか逆にダメになっちまうぞ?わかったな?」
健夫君が優しくミカに問い正すと
「うん、頑張って我慢する」
「そうだミカ、我慢も時には必要だ」
「はい!」
舞さんは大まかな話はわかって
いたようだったけどさすがに
「100人越えは私も未経験だわ。
しかも、その10人の刺客。
本当やっかいな奴らだわ…
遠藤組の選りすぐりの
幹部達じゃない!!
とにかく勝つしかないわね…
私も加わって少しでも役に立ちたい
んだけど…
前川の方に頼まれてあっちの方の
裏付けを取ってる最中なの。
カイトの方は私も絶対殺人だと思う。
時効はまだだから
きっちり罪を償わせる事も出来る。
私はこっちを全力で頑張るから
礼二君絶対勝つのよ?」
「ミカ……こんな身体で無理して
戦ってなにかあったら
私どうしたらいいの?
ミカだけでもなんとかならないの?」
天さんが心配そうに言った
俺も本当そう思う。
どっかの部屋に1人で閉じ込めておけたらいいのに…
俺らは絶対に勝つんだから。
そしたらミカは無傷じゃん。
するとミカは天さんと俺を見ると
「天ちゃん、ありがとう…
でもね有坂くんの事は私は当事者なの。
それに私の親友を暴力団の工藤が探してるんだよ?
それでも親友は私のために最前線で
戦ってくれるんだよ?
確かに私は足手まといだけど
猫の手を借りたい程にこっちは
戦力が少ないの。
それぞれはみんな凄く強いけど…
向こうの戦力はこっちの10倍なんだよ?
もし、私が単独で隠れたとしたら
たった数人相手にしても
私は簡単に捕まっちゃうし……
紗江さんが私と一緒に隠れたら
大幅な戦力ダウンになっちゃう。
私は紗江さんに守ってもらいながらも
出来る限り負担をかけないように
するしかないんだもん。
自分が本当に情けないけど
やらなくちゃ!仲間だもん!
だから、わかって?レイジも!ねっ?」
ミカの気持ちが痛いほどにわかって
何も言えねぇ…
そうだよな…
かわいそうだけど、事実なんだ……
ミカは頭がいいだけに
この現実はかなりキツイはずだ。
「そう…わかったわ…
猫の手も借りたいの??
なんなら私も………」
天さんが身を乗り出して立ち上がると
「ダメだ」
健夫君が天さんの肩をガシッと掴んで
座ってた椅子に戻した。
「わかったわよ!
でも、私はあなたたちの味方だよ!
なにかあれば言ってね?」
「うん、ありがとう!」
「んだよっ!!俺もなんとか
手を貸してやりてぇよ!
まさか、ミカまで戦闘に加わるなんて
思ってもみなかったよっ!
ミカはどっか安全な場所に隠れられる
と思ってたのになぁ…
そんな状況だったら
何日間かメスなんか握れなく
なったってかまわねぇのに…
俺が入ればまた少し楽になるって
いうのに……
でも来月末に大きな手術を
抱えてるんだ……
正人さんの助手として
お前らがヤバイって時に
俺はドイツへ10日間も
行かなきゃなんねぇんだ!!」
健夫君は、ハァっと一息ため息をつくと
項垂れて肩を落とした…