前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
「そういうところ(笑)
可愛くて優しくて真っ直ぐなところ!
そういう所がたまらなく好き。
俺も負けないよ?
俺がミカちゃんといたいから。
ごめんね、俺は勝つよ!
こんな奴すぐ忘れさせてあげる。
だから、そんな悲しそうな目で見ないで
ミカちゃんを想ってる時が
1番生きてるって実感できるんだ(笑)
今のうちにゆっくりお別れしておくんだよ?それじゃ〜またね!」
と、言うと歩く速度を上げて
行ってしまった。
「……もう我慢ならねぇ……」
やばっ!!
めちゃめちゃ怒ってる!!
レイジは拳をこれでもかってくらいに握りしめて一歩前に足を出した所で
後ろからレイジの手首をガシッと
掴んだ人がいたので
振り返るとそこにはケンゴくんが
立っていた。
ケンゴくんはいつも少し遅めに
登校してくるから
運良く会えたんだ!!
「礼二…今はやめとけよ。
あんな口車に乗るな…
気持ちはわかるけど、言うのはタダだ
言わせとけって(笑)
しかも、俺すぐ後ろにいたのに
アイリとケンゴに謝っといてってさ
バカにしてるにも程がある!
でもミカちゃんがレイジしか見てないのは誰が見てもわかることだから…
まぁ、やる時が来たらやったれ(笑)
俺も聞いててカチンときたぜ……
本当なに考えてんだかな〜大輔は…」
すると、レイジの肩の力が
少し抜けたので顔を見上げると
怒りの方はいくらか治まったみたい。
「ケンゴ君…サンキュ
いなかったらヤバかったかも。
でも、思いとどまって良かった。
あいつ、まじムカつくな(笑)」
「ああ、でも絶対勝つし…(笑)」
と言ってケンゴ君がレイジの肩に
手を置くと
ようやくレイジもフッと笑った。
それを見て周辺の女の子が集団に
なって押し寄せてきたから
そういう女の子が苦手なケンゴ君は
逃げるように自分の校舎の方へ
走って行こうとしたら
「あっ!ちょっと待って、ケンゴ君!
ミカをお願い!!
俺今そっちの校舎行ったら
ヤバイかも…」
と言うと私の背中に気を使いながら
包み込むように抱きしめると
パッと離れて優しく微笑むと
「お願い!!(笑)」
って言うと、私の頭をポンポン撫でた
「わかった!ミカちゃん行こう?」
校舎に入った所で
有坂くんの取り巻きの人が
なんかニタニタして見てきたけど
ケンゴくんが爽やかな顔を一転させて
相手を殺す勢いで睨みつけると
それ以上は近寄って来なかった。
「これは相手側もジワジワと
こっちに圧をかけてきはじめたな…」
と、ケンゴくんの呟きとともに
なんとか私は自分の教室まで
無事に辿りつきました。
教室について、ケンゴくんが
アイリとテッタくんにさっきの事を
話したら
テッタくんとアイリは
「レイジくん!頑張ったわね!!
良く耐えた!エライ!!
さすが、男の中の男!!
スタイル抜群、容姿端麗!!」
アイリ…
最後のセリフいらなくない?(笑)
「すげぇ、スリルだな(笑)
でもケンゴ、女の集団から逃げて
きたって事は礼二はどうなったの?」
「えっ?それはそれは大変な目にあってたぜ(笑)見事なほどに
揉みくちゃにされてたよ(笑)
あそこまでモテるのも不憫だよな…
俺は絶対ヤダ…ミカちゃんはいいの?」
「ヤダけどさぁ、不可抗力。
昔からああだから慣れっこってのも
あるけど……」
「ミカちゃんでも妬くんだ(笑)
いつも余裕そうにしてるから
気にしてないと思ってた……」
可愛くて優しくて真っ直ぐなところ!
そういう所がたまらなく好き。
俺も負けないよ?
俺がミカちゃんといたいから。
ごめんね、俺は勝つよ!
こんな奴すぐ忘れさせてあげる。
だから、そんな悲しそうな目で見ないで
ミカちゃんを想ってる時が
1番生きてるって実感できるんだ(笑)
今のうちにゆっくりお別れしておくんだよ?それじゃ〜またね!」
と、言うと歩く速度を上げて
行ってしまった。
「……もう我慢ならねぇ……」
やばっ!!
めちゃめちゃ怒ってる!!
レイジは拳をこれでもかってくらいに握りしめて一歩前に足を出した所で
後ろからレイジの手首をガシッと
掴んだ人がいたので
振り返るとそこにはケンゴくんが
立っていた。
ケンゴくんはいつも少し遅めに
登校してくるから
運良く会えたんだ!!
「礼二…今はやめとけよ。
あんな口車に乗るな…
気持ちはわかるけど、言うのはタダだ
言わせとけって(笑)
しかも、俺すぐ後ろにいたのに
アイリとケンゴに謝っといてってさ
バカにしてるにも程がある!
でもミカちゃんがレイジしか見てないのは誰が見てもわかることだから…
まぁ、やる時が来たらやったれ(笑)
俺も聞いててカチンときたぜ……
本当なに考えてんだかな〜大輔は…」
すると、レイジの肩の力が
少し抜けたので顔を見上げると
怒りの方はいくらか治まったみたい。
「ケンゴ君…サンキュ
いなかったらヤバかったかも。
でも、思いとどまって良かった。
あいつ、まじムカつくな(笑)」
「ああ、でも絶対勝つし…(笑)」
と言ってケンゴ君がレイジの肩に
手を置くと
ようやくレイジもフッと笑った。
それを見て周辺の女の子が集団に
なって押し寄せてきたから
そういう女の子が苦手なケンゴ君は
逃げるように自分の校舎の方へ
走って行こうとしたら
「あっ!ちょっと待って、ケンゴ君!
ミカをお願い!!
俺今そっちの校舎行ったら
ヤバイかも…」
と言うと私の背中に気を使いながら
包み込むように抱きしめると
パッと離れて優しく微笑むと
「お願い!!(笑)」
って言うと、私の頭をポンポン撫でた
「わかった!ミカちゃん行こう?」
校舎に入った所で
有坂くんの取り巻きの人が
なんかニタニタして見てきたけど
ケンゴくんが爽やかな顔を一転させて
相手を殺す勢いで睨みつけると
それ以上は近寄って来なかった。
「これは相手側もジワジワと
こっちに圧をかけてきはじめたな…」
と、ケンゴくんの呟きとともに
なんとか私は自分の教室まで
無事に辿りつきました。
教室について、ケンゴくんが
アイリとテッタくんにさっきの事を
話したら
テッタくんとアイリは
「レイジくん!頑張ったわね!!
良く耐えた!エライ!!
さすが、男の中の男!!
スタイル抜群、容姿端麗!!」
アイリ…
最後のセリフいらなくない?(笑)
「すげぇ、スリルだな(笑)
でもケンゴ、女の集団から逃げて
きたって事は礼二はどうなったの?」
「えっ?それはそれは大変な目にあってたぜ(笑)見事なほどに
揉みくちゃにされてたよ(笑)
あそこまでモテるのも不憫だよな…
俺は絶対ヤダ…ミカちゃんはいいの?」
「ヤダけどさぁ、不可抗力。
昔からああだから慣れっこってのも
あるけど……」
「ミカちゃんでも妬くんだ(笑)
いつも余裕そうにしてるから
気にしてないと思ってた……」