前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー

大学へ着くと門の前で
アイリ達が待っていてくれた


「ミカ、おはよう（笑）
今日も相変わらずだね！
美男美女カップル（笑）」


「ぷっ（笑）何言ってんの？
2人の方が素敵なカップルだよ（笑）
私たちなんか、デコボコだよ（笑）
レイジがカッコよすきて（笑）」


「はぁ、ミカ…
最近後回しにしてた恋愛講座を
今日からまた徹底的にやるわよ！」


えー！


アイリのこの授業は難しすぎて
ついていけない（笑）


でもそうだよねっ！
勉強だけできてもダメだもんね（笑）


「はーい（笑）お手柔らかにね（笑）」


「いや、アイリちゃん！そっちの方は
ビシバシと厳しく頼むよっ？（笑）」


とレイジが私の肩を抱き寄せながら
言うから、途端に私は恥ずかしくて
下を向くと


アイリとテッタくんは顔を赤くして
手で仰ぎながら


「はぁ、レイジくんのミカ大好き光線
が熱すぎる…
そして、かっこよすぎ…」


「礼二…こっちまで胸がカーッとなってくるからやめてくれ（笑）
ミカちゃんが眩しすぎる……」


そして、4人で私の学部の教室の前まで
行くと


有坂くんの取り巻きの人が
珍しく1人で
私たちが来るのを待っていた。