前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
大学の最寄り駅に着くと
レイジの高校からの
友だちのトシヤくんが
いつものようにレイジを待っていた
レイジはトシヤくんが
私に話かけるのが嫌みたいなので
いつもはここでレイジとは別れる
んだけど
今日は3人一緒に駅を出て大学に
向かってる。
それにしても痛い…
視線が痛い…
女の子からのたくさんの視線が
まぁ高校の時はあのリンカとレイジと
一緒に通学してたから
男の子の目も女の子の目もたくさん
感じてきた私だけど
それがキツくてなるべく下を向いて
歩いてたからな…
今だって普段レイジと一緒にいる時
女の子の視線はバチバチ感じるよ?
たくさんの女の子達が
振り返ってレイジを
二度見するのも感じる。
でも行き先がバラバラだから
通り過ぎちゃえば
なんてことないのよ。
でも通学となると話は別
レイジを見るこのたくさんの
視線の女の子たちと私達の
行き着く場所が同じわけでしょ?
レイジもその痛すぎる視線に
毎日よく耐えてるんだね…
と思って何気にレイジの顔を
盗み見ると
こわっ!
眉間に軽く皺が…
そりゃ、この視線攻撃には
何年たっても馴れないよね?(笑)
おかしくてクスクス笑ってると
「なに?ミカ‼︎」
と不機嫌を隠すことなく
ぶっきらぼうにレイジが言うから
「おかしくって…(笑)」
「だから、何が??」
「だって、レイジ眉間に
シワよってるよ?
女の子達がジロジロ見るからでしょ?」
「はぁ?ちげぇし!
てか、お前この後に及んで
気がつかないの??」
「なにを??」
ん?と首を傾げる私
「んったく!ミカの恋愛偏差値は
幼稚園にも達してないんじゃない?」
「えー!
なによそれー??」
剥れる私…
もう〜!
「ミカはいつもこの状況で1人で
駅から大学まで行ってたんだ…」
「ん?
まぁそうだけど…
それが何か??」
「たくさんの男どもがミカの事
イヤラシイ目で見てるの!!!
気がつかないの??」
「ん?
なにそれ??」
「ミカ先輩
スーパーかわいいから
男たちのマドンナなんですよ?(笑)
ミカ先輩、俺じゃダメっすか?(笑)」
「てめぇは黙ってろ!
てか、お前のせいで今まで
気がつかなかったじゃねぇか!
あっち行けよ!シッシ!!」
「ミカ先輩… レイジ酷い」
と言って泣き真似をして
私の肩に手を置くトシヤくん。
「ミカにさわるなよっ!」
その手を振り払うレイジ…
2人のやりとりがおかしくて
笑いが止まらなくなってきた
「くくくくっ(笑)
あーもう ごめん!!(笑)
あははははは(笑)
もうおかしくって…涙出てきた(笑)」
「なに笑ってんだよ!ミカは!」
「先輩のそんな無邪気な笑い顔
初めて見たぁ〜!(笑)
俺胸がキュンキュンっス!(笑)
カワイイなぁ〜(笑)」
「見るなよっ!!」
と言って
慌ててトシヤくんの目を両手で
ふさぐレイジ…
「…もう!(笑)
トシヤくん、 クククッ(笑)
あんまりレイジを
からかわないであげて?(笑)」
「別にからかってないっスよ!
ミカ先輩がカワイイからカワイイって
言っただけっス!
いつもミカ先輩目当てで
駅で待ってるのに
レイジが話もさせてくんないから!
ミカ先輩は俺の心の
オアシスです!(笑)」
「勝手に俺の女を
そういう目で見るなよ!」
「いいじゃんか!
別に取って喰おうなんて思ってねぇよ!
目の保養だよ!」
「絶対だからなっ!
ちょっとでもミカに対して
何かしたらタダじゃおかねぇからな!」
「わかってるよ!(笑)
ねぇ?ミカ先輩!!(笑)」
と言ってトシヤくんは
私を見て二カッと笑った。
「トシヤくん、ごめんね?
レイジは本当昔っからこうなの(笑)
私の事お子ちゃま呼ばわりして…
過保護すぎるの(笑)
まぁ、私が鈍感なニブちん
らしいから…(笑)」
「ほんとだよっ!
トシヤのせいで話それちゃったけど…
いいか?
俺以外の男は
みんな野獣だと思えよ?」
私にとったら
レイジだけが野獣なんだけど(笑)
「はいはい!
わかりましたよ!」
「はいは一回でよろしい」
「はい!
レイジ隊長!!(笑)
でもさ、私はさっきから
女の子たちの視線が痛くて
たまらないんだけど?」
頬を膨らませて言うと
「あれあれ?
ミカちゃんヤキモチ??」
途端に笑顔になって頬をつっつく
レイジ
「ダメですかっ?
妬いてますけど??」
「あんなの放っておいて大丈夫だよ!
俺は強いし(笑)
自分の身は自分で守れるし。
それにミカしか可愛く見えないし(笑)
でもミカは違う。
ミカは女の子だ。
男に押し倒されても
無理矢理路地に引き連られても
抵抗出来ないだろ?
だから気をつけなきゃいけないんだよ?
男が迫ってきたら大声張り上げろ?
俺に電話しろよ?
何かされたらソイツの事
ボッコボコにしてやるから(笑)」
と優しく笑った
あー
もう!
レイジ反則!!
かっこよすぎでしょ!!
「…うん。
レイジの言ってる事
よくわかった。
私、気をつけるね!」
とニコッと笑った
「くぅーっ!!!!
ヤベェ、ミカ先輩
可愛すぎ!!」
「てめぇは黙っとけっ!!!」
そして大学の門をくぐり抜けると
ついて行くと言って聞かない
トシヤくんを無理やり引き剥がして
レイジは私の教室のある校舎に
一緒に来てくれて
私の教室まで送ってくれた。
「じゃあなっ
帰りも来るから
良い子にしてるんだぞ(笑)」
と言って私の頬を愛おしそうに
触るとフッと笑って
背を向けて歩いて行った
レイジの高校からの
友だちのトシヤくんが
いつものようにレイジを待っていた
レイジはトシヤくんが
私に話かけるのが嫌みたいなので
いつもはここでレイジとは別れる
んだけど
今日は3人一緒に駅を出て大学に
向かってる。
それにしても痛い…
視線が痛い…
女の子からのたくさんの視線が
まぁ高校の時はあのリンカとレイジと
一緒に通学してたから
男の子の目も女の子の目もたくさん
感じてきた私だけど
それがキツくてなるべく下を向いて
歩いてたからな…
今だって普段レイジと一緒にいる時
女の子の視線はバチバチ感じるよ?
たくさんの女の子達が
振り返ってレイジを
二度見するのも感じる。
でも行き先がバラバラだから
通り過ぎちゃえば
なんてことないのよ。
でも通学となると話は別
レイジを見るこのたくさんの
視線の女の子たちと私達の
行き着く場所が同じわけでしょ?
レイジもその痛すぎる視線に
毎日よく耐えてるんだね…
と思って何気にレイジの顔を
盗み見ると
こわっ!
眉間に軽く皺が…
そりゃ、この視線攻撃には
何年たっても馴れないよね?(笑)
おかしくてクスクス笑ってると
「なに?ミカ‼︎」
と不機嫌を隠すことなく
ぶっきらぼうにレイジが言うから
「おかしくって…(笑)」
「だから、何が??」
「だって、レイジ眉間に
シワよってるよ?
女の子達がジロジロ見るからでしょ?」
「はぁ?ちげぇし!
てか、お前この後に及んで
気がつかないの??」
「なにを??」
ん?と首を傾げる私
「んったく!ミカの恋愛偏差値は
幼稚園にも達してないんじゃない?」
「えー!
なによそれー??」
剥れる私…
もう〜!
「ミカはいつもこの状況で1人で
駅から大学まで行ってたんだ…」
「ん?
まぁそうだけど…
それが何か??」
「たくさんの男どもがミカの事
イヤラシイ目で見てるの!!!
気がつかないの??」
「ん?
なにそれ??」
「ミカ先輩
スーパーかわいいから
男たちのマドンナなんですよ?(笑)
ミカ先輩、俺じゃダメっすか?(笑)」
「てめぇは黙ってろ!
てか、お前のせいで今まで
気がつかなかったじゃねぇか!
あっち行けよ!シッシ!!」
「ミカ先輩… レイジ酷い」
と言って泣き真似をして
私の肩に手を置くトシヤくん。
「ミカにさわるなよっ!」
その手を振り払うレイジ…
2人のやりとりがおかしくて
笑いが止まらなくなってきた
「くくくくっ(笑)
あーもう ごめん!!(笑)
あははははは(笑)
もうおかしくって…涙出てきた(笑)」
「なに笑ってんだよ!ミカは!」
「先輩のそんな無邪気な笑い顔
初めて見たぁ〜!(笑)
俺胸がキュンキュンっス!(笑)
カワイイなぁ〜(笑)」
「見るなよっ!!」
と言って
慌ててトシヤくんの目を両手で
ふさぐレイジ…
「…もう!(笑)
トシヤくん、 クククッ(笑)
あんまりレイジを
からかわないであげて?(笑)」
「別にからかってないっスよ!
ミカ先輩がカワイイからカワイイって
言っただけっス!
いつもミカ先輩目当てで
駅で待ってるのに
レイジが話もさせてくんないから!
ミカ先輩は俺の心の
オアシスです!(笑)」
「勝手に俺の女を
そういう目で見るなよ!」
「いいじゃんか!
別に取って喰おうなんて思ってねぇよ!
目の保養だよ!」
「絶対だからなっ!
ちょっとでもミカに対して
何かしたらタダじゃおかねぇからな!」
「わかってるよ!(笑)
ねぇ?ミカ先輩!!(笑)」
と言ってトシヤくんは
私を見て二カッと笑った。
「トシヤくん、ごめんね?
レイジは本当昔っからこうなの(笑)
私の事お子ちゃま呼ばわりして…
過保護すぎるの(笑)
まぁ、私が鈍感なニブちん
らしいから…(笑)」
「ほんとだよっ!
トシヤのせいで話それちゃったけど…
いいか?
俺以外の男は
みんな野獣だと思えよ?」
私にとったら
レイジだけが野獣なんだけど(笑)
「はいはい!
わかりましたよ!」
「はいは一回でよろしい」
「はい!
レイジ隊長!!(笑)
でもさ、私はさっきから
女の子たちの視線が痛くて
たまらないんだけど?」
頬を膨らませて言うと
「あれあれ?
ミカちゃんヤキモチ??」
途端に笑顔になって頬をつっつく
レイジ
「ダメですかっ?
妬いてますけど??」
「あんなの放っておいて大丈夫だよ!
俺は強いし(笑)
自分の身は自分で守れるし。
それにミカしか可愛く見えないし(笑)
でもミカは違う。
ミカは女の子だ。
男に押し倒されても
無理矢理路地に引き連られても
抵抗出来ないだろ?
だから気をつけなきゃいけないんだよ?
男が迫ってきたら大声張り上げろ?
俺に電話しろよ?
何かされたらソイツの事
ボッコボコにしてやるから(笑)」
と優しく笑った
あー
もう!
レイジ反則!!
かっこよすぎでしょ!!
「…うん。
レイジの言ってる事
よくわかった。
私、気をつけるね!」
とニコッと笑った
「くぅーっ!!!!
ヤベェ、ミカ先輩
可愛すぎ!!」
「てめぇは黙っとけっ!!!」
そして大学の門をくぐり抜けると
ついて行くと言って聞かない
トシヤくんを無理やり引き剥がして
レイジは私の教室のある校舎に
一緒に来てくれて
私の教室まで送ってくれた。
「じゃあなっ
帰りも来るから
良い子にしてるんだぞ(笑)」
と言って私の頬を愛おしそうに
触るとフッと笑って
背を向けて歩いて行った