前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
「ミカちゃん凄く綺麗だけど
性格も凄くいいね…
アイリは女同士の面倒くさい駆け引きとか嫌いなんだよ。
そのアイリが俺らから離れて毎日ミカちゃんといるって所が少し不思議だったけど。納得した(笑)
ここいいの?ありがとう。」
と言って中谷くんが私の隣に腰をかけた
「もう!ケンゴまでっ!
ミカ、ケンゴも高校の時から一緒で…
見た目はちょっと軽そうだけど
いい奴だから友だちになってやって?」
と頬を膨らませながらも
ニヤリと笑いながらアイリが言った
「あっ、うん。
友だちという友だちが
アイリしかいないから本当嬉しい(笑)
よろしくね」
と3人を見回して頭を下げた
そしたら他の数人の男の子たちも
「「「「俺も!
ミカちゃんと友だちになりたい!」」」
と笑いながら私たちの周りに
それぞれ腰をかけた。
その時
ふわりと嗅ぎなれた香水のニオイに
後ろから抱き締められた。
ん?
んんん???
これは…
もしやっ?!!!
「「「「「「「えっ!?」」」」」」」
アイリも中谷くんも佐藤くんもその場にいる全員……
いや、このファーストフードの
店内の中にいるみんなが目を丸くして固まった。
空いてる店内とはいえ
一気に店内の視線が
私を後ろから抱き締めてる人に
注がれた。
「ミカ、この人とこの人は
友だちになってもいいけど
それ以外はダメだ。
ミカが友だちと思っても向こうがそう思ってないからな!」
と私を後ろから抱き締めたまま
アイリと佐藤くんの事を指差した。
「お二人さん
ミカをよろしくお願いします。」
と言って
レイジは私を抱き締めたまま
2人に軽く会釈をした。
「「…えっ?あ あ うん…」」
唖然としながらも頷く2人。
アイリに関しては顔を真っ赤にさせて
フリーズしてるし……
それに気付いた佐藤くんがアイリを
こっちの世界に引き戻してる……
そしてアイリと佐藤くん以外の
男の子達(特に中谷くん)
を牽制するように言った。
「あの、コイツは俺のなんで。
んっとに、ミカもミカだぞ!
お前は鈍いというか…
なんというか!
今までだって、俺と姉貴がいたから
悪い虫がつかなかったけど。
姉貴はいねぇし
同じ大学っていってもナカナカ会えない
んだから少しは自覚して自分の身は
自分で守ってくれないと…
俺の身がもたねぇだろ?」
と剥れながら
私の頬にチュッとキスをした。
唖然と見る周りの視線と
この状況についていけない私も
アワアワしながら恐る恐るレイジを
振り返って目を合わせると
ムスッとした怖い顔がフッと崩れて
いつもの穏やかな笑顔になって
レイジも私と目を合わせた。
「れ れいじ……??」
「ん?なに??」
とイタズラな笑顔に変わる。
後ろから私を抱き締める力を一瞬だけ
強めて私の首筋に顔を埋めた
「ぷっ(笑)
ミカなんて顔してんだよ?
でも、反則だから!
そんな顔もカワイイ(笑)
今日はミカよりも早く講義が終わるから待ってる。
姉貴のベビー用品買いに行くんだろ?
一緒にいくから。
門の所で待ってる!
それと…
アイリさんでしたっけ?
いつもミカから聞いてます
ミカをよろしくです。
じゃぁミカまたね」
と言って
また私の頬に軽くチュッとして
颯爽と店から出て行く背中に向かって
「は はい!こちらこそです!」
と、アイリが声をかけた。
そしたら一瞬だけ振り返って
アイリの顔を見ると優しく微笑んで
私に手を上げて出て行った…
レイジが店内から姿を消したとたん
キャー!!!!!
王子様だぁ〜!
カッコいいー!
山田くん笑ってんの初めて見たぁー!
素敵〜!
店内は大混乱…
そして私も大混乱…(笑)
ちょっとレイジ!反則でしょ!!
かっこよすぎだからっ!!
アイリも目をまん丸くして口を
パクパクさせながら
深呼吸して言った
「…ふぅ ミ ミカ……」
性格も凄くいいね…
アイリは女同士の面倒くさい駆け引きとか嫌いなんだよ。
そのアイリが俺らから離れて毎日ミカちゃんといるって所が少し不思議だったけど。納得した(笑)
ここいいの?ありがとう。」
と言って中谷くんが私の隣に腰をかけた
「もう!ケンゴまでっ!
ミカ、ケンゴも高校の時から一緒で…
見た目はちょっと軽そうだけど
いい奴だから友だちになってやって?」
と頬を膨らませながらも
ニヤリと笑いながらアイリが言った
「あっ、うん。
友だちという友だちが
アイリしかいないから本当嬉しい(笑)
よろしくね」
と3人を見回して頭を下げた
そしたら他の数人の男の子たちも
「「「「俺も!
ミカちゃんと友だちになりたい!」」」
と笑いながら私たちの周りに
それぞれ腰をかけた。
その時
ふわりと嗅ぎなれた香水のニオイに
後ろから抱き締められた。
ん?
んんん???
これは…
もしやっ?!!!
「「「「「「「えっ!?」」」」」」」
アイリも中谷くんも佐藤くんもその場にいる全員……
いや、このファーストフードの
店内の中にいるみんなが目を丸くして固まった。
空いてる店内とはいえ
一気に店内の視線が
私を後ろから抱き締めてる人に
注がれた。
「ミカ、この人とこの人は
友だちになってもいいけど
それ以外はダメだ。
ミカが友だちと思っても向こうがそう思ってないからな!」
と私を後ろから抱き締めたまま
アイリと佐藤くんの事を指差した。
「お二人さん
ミカをよろしくお願いします。」
と言って
レイジは私を抱き締めたまま
2人に軽く会釈をした。
「「…えっ?あ あ うん…」」
唖然としながらも頷く2人。
アイリに関しては顔を真っ赤にさせて
フリーズしてるし……
それに気付いた佐藤くんがアイリを
こっちの世界に引き戻してる……
そしてアイリと佐藤くん以外の
男の子達(特に中谷くん)
を牽制するように言った。
「あの、コイツは俺のなんで。
んっとに、ミカもミカだぞ!
お前は鈍いというか…
なんというか!
今までだって、俺と姉貴がいたから
悪い虫がつかなかったけど。
姉貴はいねぇし
同じ大学っていってもナカナカ会えない
んだから少しは自覚して自分の身は
自分で守ってくれないと…
俺の身がもたねぇだろ?」
と剥れながら
私の頬にチュッとキスをした。
唖然と見る周りの視線と
この状況についていけない私も
アワアワしながら恐る恐るレイジを
振り返って目を合わせると
ムスッとした怖い顔がフッと崩れて
いつもの穏やかな笑顔になって
レイジも私と目を合わせた。
「れ れいじ……??」
「ん?なに??」
とイタズラな笑顔に変わる。
後ろから私を抱き締める力を一瞬だけ
強めて私の首筋に顔を埋めた
「ぷっ(笑)
ミカなんて顔してんだよ?
でも、反則だから!
そんな顔もカワイイ(笑)
今日はミカよりも早く講義が終わるから待ってる。
姉貴のベビー用品買いに行くんだろ?
一緒にいくから。
門の所で待ってる!
それと…
アイリさんでしたっけ?
いつもミカから聞いてます
ミカをよろしくです。
じゃぁミカまたね」
と言って
また私の頬に軽くチュッとして
颯爽と店から出て行く背中に向かって
「は はい!こちらこそです!」
と、アイリが声をかけた。
そしたら一瞬だけ振り返って
アイリの顔を見ると優しく微笑んで
私に手を上げて出て行った…
レイジが店内から姿を消したとたん
キャー!!!!!
王子様だぁ〜!
カッコいいー!
山田くん笑ってんの初めて見たぁー!
素敵〜!
店内は大混乱…
そして私も大混乱…(笑)
ちょっとレイジ!反則でしょ!!
かっこよすぎだからっ!!
アイリも目をまん丸くして口を
パクパクさせながら
深呼吸して言った
「…ふぅ ミ ミカ……」