前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
2人の背中を笑顔で見送って
お皿に目をやると
鴨のローストやら鳥の唐揚げ
野菜のデイップ等がキレイに
盛り付けられていた
キュウリのスティックを一本手に取って
食べる。
付け合わせのソースが美味しい
私でも作れそう!なんて思いながら
ボケーッとしてると
見知らぬ男の人が声をかけてきた
「あれ?こんな所に……
君は橘美佳さん?」
えっ?
私の名前知ってるの??
同じ学部の人かな??
「あっ! はい…
そうですけど…?」
と言って首を傾げると
「あっちのテラスの方へ行かない?
ここで1人でいてもつまらなくない?
それとも、隠れてるの?」
「いや、えーっと
そういうわけではないんですけど…
私はここで、大丈夫なので?」
と言ってやんわり断ると
「いいじゃん!
俺、ずっと橘さんと話してみたいと
思ってたんだ!」
「せっかくですけど…
多分、彼氏が来ると思うので…」
「でも、全然来ないじゃん
俺、さっきから橘さんがここにいたの
気付いてたよ?」
と言って壁に手をついて
私の顔を間近で良く見た…
怖い…
レイジ……
「うわぁ〜
間近で見るとハンパじゃないね!
鳥肌たってゾクゾクしてくる…」
「あの… だったら近付かない方が…」
「じゃぁ、あっち行こうよ」
と言って私の手を引いて立たせようとした
「あの、すいません…
お言葉は嬉しいんですけど
困ります。」
と言って俯くと
その男の人はボーイさんから
グラスを2つ受けとると私に差し出した
「じゃぁ、これ 飲んでよ?
甘くて美味しいよ!
少しだけアルコール入ってるけど…
これ2つとも飲んでくれたら
俺あっち行くから」
うーーん
私まだ一応未成年なんだけど…
でも、中学くらいから
新年の御祝いの時にお猪口に少しだけ
お酒は飲んでた
グラスの中の赤くてキレイな飲み物
を見て迷っていると
「どうする?橘さん?」
と言うので
「わ わかりました!
私も女です!飲ませて頂きます!」
と言って一気にお酒を流し込んだ
「はい、これも飲んでね!」
と2つ目も渡され
クイッと飲み干した
甘くて美味しい……
でも、新年の祝い酒とは訳が違う
カーーッと喉が焼けるように熱くなって
一気に頭がボーッとしてきた
「あれれ、橘さん?
これね、テキーラって言って
とてもキツイお酒なの知ってた?
2杯も飲んじゃったら大変かもよ?」
と言って私の手をゆっくり引いてきた
あ〜身体が燃えるように熱い……
力が入らない…
レイジ……たすけて
その時
男の人が凄い力で引っ張られた
「てめぇ!ミカに何飲ました!!」
ボーイさんに
「すいません。この赤い飲み物は
なんですか?」
とレイジは男の人を壁に押さえつけながら聞くと
「テキーラです。
お酒のよわい方はやめておいた
ほうがいいです」
とボーイさんがやんわりと答えた
「てめぇ!ミカになにしてんだよ!」
「いってぇ!えっ!
お前は山田礼二?!!」
「だったらなんなんだよっ!
ミカは俺の女だ!
汚い手でさわるんじゃねぇ!!」
と言って、私を抱き寄せた
私もレイジにしがみついた
怖かったよ…
レイジ来てくれてありがとう!
それを見た男の人は
「ちっ!相手がお前じゃ無理か!
もう少しで橘さん
落とせる所だったのに!
んっとにうぜぇー」
と言いながら去っていった
礼二はグレーのスーツが
これまた良く似合ってて王子様みたい。
「ミカ…大丈夫か??
てか、ミカすっげぇかわいい!
こんな格好でずっと1人でいたのかよ!
遅くなってごめんな!!」
と言って私の頭を優しく撫でた
頭の中が燃えるように熱くて
レイジへの気持ちが押さえられないくらいに高ぶってる。
「レイジ……大好き」
と言って私はレイジに抱きついた
「えっ!ミ ミカ??!!」
お皿に目をやると
鴨のローストやら鳥の唐揚げ
野菜のデイップ等がキレイに
盛り付けられていた
キュウリのスティックを一本手に取って
食べる。
付け合わせのソースが美味しい
私でも作れそう!なんて思いながら
ボケーッとしてると
見知らぬ男の人が声をかけてきた
「あれ?こんな所に……
君は橘美佳さん?」
えっ?
私の名前知ってるの??
同じ学部の人かな??
「あっ! はい…
そうですけど…?」
と言って首を傾げると
「あっちのテラスの方へ行かない?
ここで1人でいてもつまらなくない?
それとも、隠れてるの?」
「いや、えーっと
そういうわけではないんですけど…
私はここで、大丈夫なので?」
と言ってやんわり断ると
「いいじゃん!
俺、ずっと橘さんと話してみたいと
思ってたんだ!」
「せっかくですけど…
多分、彼氏が来ると思うので…」
「でも、全然来ないじゃん
俺、さっきから橘さんがここにいたの
気付いてたよ?」
と言って壁に手をついて
私の顔を間近で良く見た…
怖い…
レイジ……
「うわぁ〜
間近で見るとハンパじゃないね!
鳥肌たってゾクゾクしてくる…」
「あの… だったら近付かない方が…」
「じゃぁ、あっち行こうよ」
と言って私の手を引いて立たせようとした
「あの、すいません…
お言葉は嬉しいんですけど
困ります。」
と言って俯くと
その男の人はボーイさんから
グラスを2つ受けとると私に差し出した
「じゃぁ、これ 飲んでよ?
甘くて美味しいよ!
少しだけアルコール入ってるけど…
これ2つとも飲んでくれたら
俺あっち行くから」
うーーん
私まだ一応未成年なんだけど…
でも、中学くらいから
新年の御祝いの時にお猪口に少しだけ
お酒は飲んでた
グラスの中の赤くてキレイな飲み物
を見て迷っていると
「どうする?橘さん?」
と言うので
「わ わかりました!
私も女です!飲ませて頂きます!」
と言って一気にお酒を流し込んだ
「はい、これも飲んでね!」
と2つ目も渡され
クイッと飲み干した
甘くて美味しい……
でも、新年の祝い酒とは訳が違う
カーーッと喉が焼けるように熱くなって
一気に頭がボーッとしてきた
「あれれ、橘さん?
これね、テキーラって言って
とてもキツイお酒なの知ってた?
2杯も飲んじゃったら大変かもよ?」
と言って私の手をゆっくり引いてきた
あ〜身体が燃えるように熱い……
力が入らない…
レイジ……たすけて
その時
男の人が凄い力で引っ張られた
「てめぇ!ミカに何飲ました!!」
ボーイさんに
「すいません。この赤い飲み物は
なんですか?」
とレイジは男の人を壁に押さえつけながら聞くと
「テキーラです。
お酒のよわい方はやめておいた
ほうがいいです」
とボーイさんがやんわりと答えた
「てめぇ!ミカになにしてんだよ!」
「いってぇ!えっ!
お前は山田礼二?!!」
「だったらなんなんだよっ!
ミカは俺の女だ!
汚い手でさわるんじゃねぇ!!」
と言って、私を抱き寄せた
私もレイジにしがみついた
怖かったよ…
レイジ来てくれてありがとう!
それを見た男の人は
「ちっ!相手がお前じゃ無理か!
もう少しで橘さん
落とせる所だったのに!
んっとにうぜぇー」
と言いながら去っていった
礼二はグレーのスーツが
これまた良く似合ってて王子様みたい。
「ミカ…大丈夫か??
てか、ミカすっげぇかわいい!
こんな格好でずっと1人でいたのかよ!
遅くなってごめんな!!」
と言って私の頭を優しく撫でた
頭の中が燃えるように熱くて
レイジへの気持ちが押さえられないくらいに高ぶってる。
「レイジ……大好き」
と言って私はレイジに抱きついた
「えっ!ミ ミカ??!!」