前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
「はぁ〜 謙太郎…
ごめんなさいね!やっぱ無理みたい」
と母さんは諦めた様子で
Kentarou Okanoに頭を下げた
「では、今回限りってのは
どうかな??
これ以上は私も深追いしない。
もちろん、この先気が変わってくれたら
大歓迎なんだけど…
どうしてもこの写真を使いたいんだ。
特にこのキスしてる写真と
ミカちゃんが満面の笑顔で笑ってる写真と
門の所でレイジくんがミカちゃんを
抱き上げてる写真。
これ以上のモデルに
出会えていないんだ……
どうかこの通りです。頼みます…」
と、テーブルに手をついて頭を下げてきた
すると、その3枚の写真を取って
じっくりと見る父さん。
父さんのこんな真剣な顔は
俺は見たことが無い。
いつも穏やかに笑う父さんが
映画監督、山田龍太郎の顔になっていた
「確かに……これ以上のモデルは
いないかもな。
凄く良く撮れてる。
坂本君がすぐに現像して謙太郎の
ところに持って行ったのも納得する…
どうだろう?ミカちゃん、礼二。
これは父親としてじゃなく
映画監督としての、目で見て
友人の謙太郎のために
人肌脱ぎたいのだが……
私からも…どうか頼むよ」
と父さんまでもが頭を下げた
するとミカがゆっくりと口を開いた
「わ わかりました……
恥ずかしくて顔から火が出そうです。
でも、リンカパパや謙太郎さんの
お願いを無下には出来ません。
ただ、今の所は専属モデルなんて私には
無理です。
前向きにとも言えませんし
即答は出来ません。時間を下さい…
今回のその写真は…どうぞ
使って下さい!!」
ミカ〜!!!!
いいのかよ?
このお人好し!!
ミカを横目で見ながら数枚の写真を
手に取って見る
でもまぁ、確かによく撮れてる…
今回限りなら俺も…
いいかな……
ミカと一緒だし……
ミカが専属モデルやるってことは
ないだろうけど、もしやるってなったら
俺はどうする?
ミカと一緒ならどんな事でも
俺はできる!
ミカと一緒なら見せ物にだって
喜んでなってやる!
「わかったよ!
んったく!父さんはミカのお人好しの
部分を上手くつっついたな!!
さすが、映画監督なだけある!
出演を鈍る役者もすぐ丸め込んじゃうもんな!(笑)」
と言ってニヤリと笑うと
父さんもニヤッと笑った
「ありがとう!!本当に!!!
ではこの契約書にサインを頼みます。
世界中に2人の素敵な姿を届けます!
これはビジネスなのでギャラも発生します!見合った報酬をしっかり
させて貰いますので!!
それと、専属モデルの件もゆっくり
考えてくれればいいので…
それに関しては無理強いしないと
約束します。」
と謙太郎さんは嬉しそう笑って
俺たちの前に契約書を出した
「えっ!報酬なんていただけません!
私記憶が無いんですからっ!」
と言ってサインを渋るミカ
おいっ!
俺はサインしちゃったじゃねぇか!
「いやいや!ミカちゃん。
どんな状況にせよ、これは仕事なんだ。
それに、ミカちゃん達の写真を使わせてもらう権利をウチで買うんだ。
そうしないと、着てる服を合成されて
他の会社に使われてしまう事も
良くある事なんだ。
シビアなんだよ?この世界は…
だから何も気にする事はないんだよ」
と言ってペンをミカに握らせた
父さんと母さんもそれに続いて
頷いた
「では……でもこんな大金…」
と言いながらなかなかサインの出来ないミカ
そこへFAXが入ってきた
「あっ!きたきた!!
ねぇ、ミカちゃん見てコレ!
18歳以上であれば一応親の承諾は必要ないんだけど、裕人さんも由紀ちゃんも
今アメリカにいて色々と心配だろうから
一応連絡を入れたの。
そしたら、ミカがいいって言うならと
言って、親の承諾書のサインを
今送ってくれたの。
契約書も全てFAXしてあるから2人ともわかってるハズよ?
大丈夫!何も心配することないわ!
この金額は妥当なの。
それに、ニューヨークにあるミカちゃんの家の近くにもKentarou Okanoの店が
あるみたいね(笑)」
「そうなんですか??
私あまりそういうの詳しくなくて…
さすがにKentarou Okanoの名前は
聞いた事はありますけど……」
「由紀ちゃんが言ってたわ!
張り出されたら毎日見に行くと
喜んでたわよ!
会いたくてもすぐに会えないものね?」
「…ママ……
すみません…今サインします……」
と言ってミカは今度は迷うことなく
サインした。
母さんまでミカの情を利用したな……
ごめんなさいね!やっぱ無理みたい」
と母さんは諦めた様子で
Kentarou Okanoに頭を下げた
「では、今回限りってのは
どうかな??
これ以上は私も深追いしない。
もちろん、この先気が変わってくれたら
大歓迎なんだけど…
どうしてもこの写真を使いたいんだ。
特にこのキスしてる写真と
ミカちゃんが満面の笑顔で笑ってる写真と
門の所でレイジくんがミカちゃんを
抱き上げてる写真。
これ以上のモデルに
出会えていないんだ……
どうかこの通りです。頼みます…」
と、テーブルに手をついて頭を下げてきた
すると、その3枚の写真を取って
じっくりと見る父さん。
父さんのこんな真剣な顔は
俺は見たことが無い。
いつも穏やかに笑う父さんが
映画監督、山田龍太郎の顔になっていた
「確かに……これ以上のモデルは
いないかもな。
凄く良く撮れてる。
坂本君がすぐに現像して謙太郎の
ところに持って行ったのも納得する…
どうだろう?ミカちゃん、礼二。
これは父親としてじゃなく
映画監督としての、目で見て
友人の謙太郎のために
人肌脱ぎたいのだが……
私からも…どうか頼むよ」
と父さんまでもが頭を下げた
するとミカがゆっくりと口を開いた
「わ わかりました……
恥ずかしくて顔から火が出そうです。
でも、リンカパパや謙太郎さんの
お願いを無下には出来ません。
ただ、今の所は専属モデルなんて私には
無理です。
前向きにとも言えませんし
即答は出来ません。時間を下さい…
今回のその写真は…どうぞ
使って下さい!!」
ミカ〜!!!!
いいのかよ?
このお人好し!!
ミカを横目で見ながら数枚の写真を
手に取って見る
でもまぁ、確かによく撮れてる…
今回限りなら俺も…
いいかな……
ミカと一緒だし……
ミカが専属モデルやるってことは
ないだろうけど、もしやるってなったら
俺はどうする?
ミカと一緒ならどんな事でも
俺はできる!
ミカと一緒なら見せ物にだって
喜んでなってやる!
「わかったよ!
んったく!父さんはミカのお人好しの
部分を上手くつっついたな!!
さすが、映画監督なだけある!
出演を鈍る役者もすぐ丸め込んじゃうもんな!(笑)」
と言ってニヤリと笑うと
父さんもニヤッと笑った
「ありがとう!!本当に!!!
ではこの契約書にサインを頼みます。
世界中に2人の素敵な姿を届けます!
これはビジネスなのでギャラも発生します!見合った報酬をしっかり
させて貰いますので!!
それと、専属モデルの件もゆっくり
考えてくれればいいので…
それに関しては無理強いしないと
約束します。」
と謙太郎さんは嬉しそう笑って
俺たちの前に契約書を出した
「えっ!報酬なんていただけません!
私記憶が無いんですからっ!」
と言ってサインを渋るミカ
おいっ!
俺はサインしちゃったじゃねぇか!
「いやいや!ミカちゃん。
どんな状況にせよ、これは仕事なんだ。
それに、ミカちゃん達の写真を使わせてもらう権利をウチで買うんだ。
そうしないと、着てる服を合成されて
他の会社に使われてしまう事も
良くある事なんだ。
シビアなんだよ?この世界は…
だから何も気にする事はないんだよ」
と言ってペンをミカに握らせた
父さんと母さんもそれに続いて
頷いた
「では……でもこんな大金…」
と言いながらなかなかサインの出来ないミカ
そこへFAXが入ってきた
「あっ!きたきた!!
ねぇ、ミカちゃん見てコレ!
18歳以上であれば一応親の承諾は必要ないんだけど、裕人さんも由紀ちゃんも
今アメリカにいて色々と心配だろうから
一応連絡を入れたの。
そしたら、ミカがいいって言うならと
言って、親の承諾書のサインを
今送ってくれたの。
契約書も全てFAXしてあるから2人ともわかってるハズよ?
大丈夫!何も心配することないわ!
この金額は妥当なの。
それに、ニューヨークにあるミカちゃんの家の近くにもKentarou Okanoの店が
あるみたいね(笑)」
「そうなんですか??
私あまりそういうの詳しくなくて…
さすがにKentarou Okanoの名前は
聞いた事はありますけど……」
「由紀ちゃんが言ってたわ!
張り出されたら毎日見に行くと
喜んでたわよ!
会いたくてもすぐに会えないものね?」
「…ママ……
すみません…今サインします……」
と言ってミカは今度は迷うことなく
サインした。
母さんまでミカの情を利用したな……