前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
「うん、そうだけど?」


「「「ええーっ!!!」」」


「ミカのパパもママもめちゃめちゃ素敵な人じゃない!!橘裕人大使でしょ?
背が高くてクールな感じで涼し気で凄くかっこいいし、奥さんは明るくて華やかでかわいい人だよねぇ?!
この前テレビで写ってたの見たもん!」


「えっ?そうなの??
私もパパとママ見たかったなぁ〜!
ナカナカ会えないからねぇ〜
パパとママはね……まぁ自慢の
ママとパパですけどね(笑)
鷹がトンビを産んじゃったパターンですよ(笑)はい、うちは…(笑)」



「ミカちゃんもまた普通の両親から
生まれてきたわけじゃないんだね…」



「普通だけどねっ!私は(笑)」



「「「ダメだこりゃ」」」


「ぷっ(笑)なにソレ…(笑)」



「まぁ、ミカがそう思ってるならそう
思ってればいいけど…
とにかく、専属モデルをやるかやらないかは撮影してみて決めるんだよね(笑)
私としては頑張って貰いたいけどね!」


「ミカちゃん、あのダンスパーティーの写真はいつ張り出されるのか聞いてる?」


「あっ、うん!予定では
11月1日から1月31日までだよ!」


「もうすぐじゃん!」


「うん、凄くドキドキするよ〜」


「よしっ!皆で見に行こう!!」


とテッタくんが言うと


「おう!っと言いたい所だけど
部活終わってからじゃないと無理だろっ!」


「私とテッタとケンゴは部活終わったら見に行くけどミカはどうする?」


「えっと、多分レイジと行くと思う…」


「じゃぁ、俺らは3人で後から見に行くよ!」


「うん…恥ずかしいけど…
私もあの写真がどう使われてるかは
気になるの。ありがとうねっ(笑)」


とニコッと笑うと


始業をしらせるチャイムが鳴った。


「よしっ!ミカの得意の勉強をこれからしますかっ!(笑)そして、昼休みは
私の恋愛授業だからねっ(笑)
こっちの方は単位何個も落としてますよ?橘さん(笑)
テッタとケンゴはもうあっちへお行きなさいなっ!」


「「ああ、じゃあまた部活でなっ」」


「はい、先生。
よろしくお願いしますっ(笑)」


そして私達は先生が入ってくるその時まで、ガールズトークに花を咲かせた


私は鈍感ニブちんお子ちゃま
ではありません(笑)!!
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