前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
その他に、他のモデルのやつもあった。
子ども服のコーナーもあったりして
店内を一通り見学すると
スタッフルームからエレベーターで
本社へと上がり、応接室のような場所に連れて行かれた
そこでやっと賢太郎さんが口を開いた
「どうかな?凄く良い出来だと思わないかい?大好評で朝から問い合わせ殺到だよ!!(笑)」
と和かに微笑んだ
「あっはい!ありがとうございます!
でも、びっくりしました。
街の中や、バスまで、いろんな所に
私たちが写っていたので…」
「凄く良く出来たからたくさん入れさせて貰ったんだけど…先方からの要望で入れた所もたくさんあるんだよ(笑)」
「私たちって考えると
なんだかまだ恥ずかしいです…
でも、第三者として見ると
凄く良い作品に仕上がってると思います」
「そうかい?ありがとう。
写ってるのは君たちだ。最高だよ」
しばらくの間4人で雑談していたんだけど、今日ここに呼んだ理由はなんだ?
「母さん?今日はまたなんでここで
待ち合わせ??」
直球の質問をぶつけると賢太郎さんがこたえた
「えっと、今日なんだけど…
撮影してみないかい??
カメラマンの坂本がもう少しでここに来るんだ。なので、君たちに紹介したくてね?坂本も是非2人に会いたいと言ってるんだ…」
俺とミカは一瞬目を合わせた
ミカは黙って、俺に小さく頷いた
「わかりました…」
と賢太郎さんの目を見て俺が言うと
「礼二!やってくれるのねっ!」
と何故か、母さんが1番テンション
上がっていた。
ここへ来る時に、ミカと色々話して
撮影の話が出たら、素直に応じて
やってみて、自分たちでも本当に
出来そうならやろうという話になった。
だから、それまでは俺たちが前向きに
考えていることは伏せておくこと
にした。
そこへ、30代後半くらいに見える
体育会系のワイルドな感じの人が
入ってきた
「すいません!賢太郎さん、梨沙子さん
前の撮影が押してしまって…」
と申し訳なさそうに謝りながら入ってきた。
「ミカちゃん、レイジくん、紹介するよ
カメラマンの坂本だ。」
「初めまして、ではないんだけど…
初めまして(笑)
カメラマンの坂本です。話は色々聞いてるよ!君たちは本当に綺麗だから
カメラマンとして撮影出来るのはとても幸せだよ!!
ミカちゃんは薄いメイクでも凄く綺麗だね!素材がとてもいいし!スタイルもとても良いし…
礼二くんの方は、梨沙子さんと龍太郎さんの息子さんなんだってね?
一般人とは思えないよ…」
と言って、ミカに握手を求めて
ミカと握手した後に
俺に握手を求めてきたので軽く握った
てか、俺の女の手を気安く握るなよな…!
まぁ、こういう場合は仕方ないか…
でも嫌だ!!
俺重症だな(笑)
「それで今日は撮らせてくれるのかい?」
「私はあまり写真を撮られなれて無いので、不愉快な気持ちにさせたらすみません…撮影も七五三以来なので、何もわからないド素人ですが…よろしくお願いします。」
とミカが頭を下げたので
「自分もミカと同じです。
よろしくお願いします。」
とミカに続いて頭を下げた。
「そんな硬くならなくて大丈夫だよ?
初めはみんなそうだし…スタッフ全員が
サポートしてくれるだろうから
安心して大丈夫!」
不思議と坂本さんの言葉には力がある気がする。
俺は元からあまり緊張するタイプでも
無いから緊張してないけどな…
ミカは凄く緊張してそうだ…
ミカの手をそっと握ると不安気に俺を
見つめたので
大丈夫…と念じて頷くと
ミカの不安は少し柔いだような気がする
こういうの、言葉に出さなくてもわかっちゃうのは幼馴染みの特権かもな(笑)
子ども服のコーナーもあったりして
店内を一通り見学すると
スタッフルームからエレベーターで
本社へと上がり、応接室のような場所に連れて行かれた
そこでやっと賢太郎さんが口を開いた
「どうかな?凄く良い出来だと思わないかい?大好評で朝から問い合わせ殺到だよ!!(笑)」
と和かに微笑んだ
「あっはい!ありがとうございます!
でも、びっくりしました。
街の中や、バスまで、いろんな所に
私たちが写っていたので…」
「凄く良く出来たからたくさん入れさせて貰ったんだけど…先方からの要望で入れた所もたくさんあるんだよ(笑)」
「私たちって考えると
なんだかまだ恥ずかしいです…
でも、第三者として見ると
凄く良い作品に仕上がってると思います」
「そうかい?ありがとう。
写ってるのは君たちだ。最高だよ」
しばらくの間4人で雑談していたんだけど、今日ここに呼んだ理由はなんだ?
「母さん?今日はまたなんでここで
待ち合わせ??」
直球の質問をぶつけると賢太郎さんがこたえた
「えっと、今日なんだけど…
撮影してみないかい??
カメラマンの坂本がもう少しでここに来るんだ。なので、君たちに紹介したくてね?坂本も是非2人に会いたいと言ってるんだ…」
俺とミカは一瞬目を合わせた
ミカは黙って、俺に小さく頷いた
「わかりました…」
と賢太郎さんの目を見て俺が言うと
「礼二!やってくれるのねっ!」
と何故か、母さんが1番テンション
上がっていた。
ここへ来る時に、ミカと色々話して
撮影の話が出たら、素直に応じて
やってみて、自分たちでも本当に
出来そうならやろうという話になった。
だから、それまでは俺たちが前向きに
考えていることは伏せておくこと
にした。
そこへ、30代後半くらいに見える
体育会系のワイルドな感じの人が
入ってきた
「すいません!賢太郎さん、梨沙子さん
前の撮影が押してしまって…」
と申し訳なさそうに謝りながら入ってきた。
「ミカちゃん、レイジくん、紹介するよ
カメラマンの坂本だ。」
「初めまして、ではないんだけど…
初めまして(笑)
カメラマンの坂本です。話は色々聞いてるよ!君たちは本当に綺麗だから
カメラマンとして撮影出来るのはとても幸せだよ!!
ミカちゃんは薄いメイクでも凄く綺麗だね!素材がとてもいいし!スタイルもとても良いし…
礼二くんの方は、梨沙子さんと龍太郎さんの息子さんなんだってね?
一般人とは思えないよ…」
と言って、ミカに握手を求めて
ミカと握手した後に
俺に握手を求めてきたので軽く握った
てか、俺の女の手を気安く握るなよな…!
まぁ、こういう場合は仕方ないか…
でも嫌だ!!
俺重症だな(笑)
「それで今日は撮らせてくれるのかい?」
「私はあまり写真を撮られなれて無いので、不愉快な気持ちにさせたらすみません…撮影も七五三以来なので、何もわからないド素人ですが…よろしくお願いします。」
とミカが頭を下げたので
「自分もミカと同じです。
よろしくお願いします。」
とミカに続いて頭を下げた。
「そんな硬くならなくて大丈夫だよ?
初めはみんなそうだし…スタッフ全員が
サポートしてくれるだろうから
安心して大丈夫!」
不思議と坂本さんの言葉には力がある気がする。
俺は元からあまり緊張するタイプでも
無いから緊張してないけどな…
ミカは凄く緊張してそうだ…
ミカの手をそっと握ると不安気に俺を
見つめたので
大丈夫…と念じて頷くと
ミカの不安は少し柔いだような気がする
こういうの、言葉に出さなくてもわかっちゃうのは幼馴染みの特権かもな(笑)