桜の木の下で
でも少しおとなしい感じの直くんはあまり話が続かないというか・・・。
質問には答えてくれるけど「結ちゃんは?」と全く同じ質問をして、そこから膨らまない。
う~ん・・・人見知りするタイプというか、恥ずかしいのかな。
それとも私と話しているのイヤなのかな。
そこで「ね、直くん。さっきからず~っと私が質問したのと同じこと私に質問してるよね?直くんが私に聞きたいことってないの?それとも私のことあんまり知りたくないかな?」と意地悪なことを言ってみた。
「イヤ、知りたくないって訳じゃ・・・。何聞いていいか分かんなくて・・・」
少し動揺したように直くんが言った。
「直くんから何か私に質問して欲しいな♪」
そうは言ってもその前に色々話してしまったから、もう質問とかってないかも・・・。ちょっとイジワル過ぎたかなぁ。
しばらく沈黙して直くんはうつむいてしまった。
そして口を開いて出た言葉は
「・・・好きな果物ってなに?」
一生懸命一生懸命考えて出た質問は小学生が好きな子にするような質問で、思わず笑ってしまった。
「ぷっ、直くん、あれだけ考えてその質問なの~?」
直くんはさらにうつむいて耳まで赤くなってしまった。
「あ~、ごめんなさい。せっかく質問してくれたのに笑っちゃダメだよね。う~んとねイチゴかな。直くんは?」
「・・・俺もイチゴ・・・」
その質問といい、その後のうつむき加減といい、とにかく私は「カワイイ」と思ってしまったのだ。
男の人に対してカワイイという印象を持ったことは、今まで一度もないかもしれない。
直くんっていい人だな。
直くんって面白い人だな。
直くんってすっごくカワイイんだな。
ほんの数時間だけど色んな直くんが見れた気がする。
「ちょっとそこの二人盛り上がってるじゃない~」と他の4人からからかわれてしまった。
「そーだよ。そんなに喋ってる直の姿、初めて見たよ」と拓也くんと純くんは口を揃えて言った。
本当は少し恥ずかしがり屋さんで、口数が多い方じゃないんだって。
ふぅ~ん・・・でもさっきたくさん喋ってたからそんな風に見えないけどなぁ。
質問には答えてくれるけど「結ちゃんは?」と全く同じ質問をして、そこから膨らまない。
う~ん・・・人見知りするタイプというか、恥ずかしいのかな。
それとも私と話しているのイヤなのかな。
そこで「ね、直くん。さっきからず~っと私が質問したのと同じこと私に質問してるよね?直くんが私に聞きたいことってないの?それとも私のことあんまり知りたくないかな?」と意地悪なことを言ってみた。
「イヤ、知りたくないって訳じゃ・・・。何聞いていいか分かんなくて・・・」
少し動揺したように直くんが言った。
「直くんから何か私に質問して欲しいな♪」
そうは言ってもその前に色々話してしまったから、もう質問とかってないかも・・・。ちょっとイジワル過ぎたかなぁ。
しばらく沈黙して直くんはうつむいてしまった。
そして口を開いて出た言葉は
「・・・好きな果物ってなに?」
一生懸命一生懸命考えて出た質問は小学生が好きな子にするような質問で、思わず笑ってしまった。
「ぷっ、直くん、あれだけ考えてその質問なの~?」
直くんはさらにうつむいて耳まで赤くなってしまった。
「あ~、ごめんなさい。せっかく質問してくれたのに笑っちゃダメだよね。う~んとねイチゴかな。直くんは?」
「・・・俺もイチゴ・・・」
その質問といい、その後のうつむき加減といい、とにかく私は「カワイイ」と思ってしまったのだ。
男の人に対してカワイイという印象を持ったことは、今まで一度もないかもしれない。
直くんっていい人だな。
直くんって面白い人だな。
直くんってすっごくカワイイんだな。
ほんの数時間だけど色んな直くんが見れた気がする。
「ちょっとそこの二人盛り上がってるじゃない~」と他の4人からからかわれてしまった。
「そーだよ。そんなに喋ってる直の姿、初めて見たよ」と拓也くんと純くんは口を揃えて言った。
本当は少し恥ずかしがり屋さんで、口数が多い方じゃないんだって。
ふぅ~ん・・・でもさっきたくさん喋ってたからそんな風に見えないけどなぁ。