桜の木の下で
気が付いたらもう夜中の3時を回っていた。

そろそろイイ時間ということで、お互い携帯番号を交換して飲み会をお開きにすることになった。

もう終わっちゃうんだ・・・寂しいなぁ。

なんかもっと話したかったなぁ・・・直くんと。

飲み会の場合、義理で携帯番号を交換して飲み会翌日に『お疲れサマメール』を入れて、社交辞令で「また飲みましょう」というのが定番だが、2回目に繋がることはあまり多くない。

もしかしたら、直くんとも今回限りなのかなぁ・・・。

寂しいという気持ちと不安を織り交ぜた、何だか変な気持ちで家路に着いた。

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