桜の木の下で

もう一度・・・

「うぅ～ん・・・どうしよう・・・」

翌日私は直くんに入れる『お疲れサマメール』の文章を考えるのに頭を痛めていた。

とっても楽しかったってコト。
いっぱい話せて嬉しかったってコト。

そして何よりもまた会いたいというコト。

これをいかにして社交辞令っぽくない文章にするか、携帯の画面に打っては消し、打っては消しを繰り返していた。

「また直くんとたくさん話がしたいな。だからまた絶対飲みに行こうね♪」と打ち、目をつぶって「え～い、送信！！」

はぁ・・・メール入れただけなのになんか疲れちゃった・・・。

・・・お返事来るかなぁ。もし来なかったら、凹むなぁ。

それから携帯を見る回数が圧倒的に増えてしまった。

「まだ来てないなぁ。もしかしてセンターで止まってたりして！？」と何度もセンター問い合わせをしては「はぁ・・・まだメール来てないや」とため息をついていた。

♪♪♪

あ・・・メールの着信音だ。

ドキドキしながら携帯を開いた。





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