真奈美の一生

真奈美の恋（小学校版）

小学校になった真奈美、
大好きな栄治君とは、同じクラス。

「栄治君〜同じクラスだね〜」

「本当だね〜」

ずっと、仲良く一緒にいれると思ってたのに・・
小学校は、甘くなかった

「真奈美ちゃん〜」

「何、どうしたの？」

「栄治君、ちょっといい？」

「南ちゃん？ごめんだけど、真奈美ちゃんとしゃべるから」

「ねぇ、栄治君、私と、付き合って。」

「南ちゃん？」

「何言っての？南ちゃんには翔吾君がいるじゃない。」

「私は栄治君としゃべってんの、あんたには関係ないわ」

「南ちゃん、僕は、真奈美ちゃんが大好きだから南ちゃんとは付き合えない」

「栄治君は、真奈美、真奈美ばっかり、真奈美なんて、大嫌い。」


「ちょっと、南ちゃん・・」

予想もしなかった、ライバル、しかもそれが、
幼稚園時代の、女の子。
それと、なんだか嫌な予感が・・・

次の日

「オハヨー栄治君〜」

「オハヨー真奈美ちゃん〜」

「ねぇねぇ来たよ、人の彼氏取る女。」

「本当〜しかも、人の彼氏としゃべってるし〜」

「あーあ、南ちゃんかわいそう〜。」

「みんな、そんな事言わんとって、南がわるいねん南が栄治の事、大好きすぎて・・」

「かわいそうに、南ちゃん・・・」

「おい、お前ら、俺は真奈美ちゃんと、付き合ってんねん、誰も、南ちゃんとは、付き合うなんて言ってないねん」


「栄治君・・」

「真奈美ちゃん、帰ろう、こんな所おったって、真奈美ちゃんがかわいそうやわ」

「えっ、栄治君？」

「まってや、栄治〜」

「それと、勝手に栄治って呼ばんといて、お前だけ、石川って呼んでや」

トコトコ

「ちょっと栄治、いっ痛いよ」