夏目くんと恋愛中



「中村さん?」


「あ、え?ごめん。どうしたの?」


夏目くんに夢中で、小林くんに気付かなかった。


「夏目と、仲直りしたの?」


どこか悲しそうな声だった。


「仲直りというか⋯、話せたと言うか⋯」


「そっか、良かったじゃん」


言葉と違って、小林くんの声は低かった。


< 132 / 477 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop