夏目くんと恋愛中


インターホンを押す指が緊張で震える。


押せ!押すんだ私!


あと数センチ……。


あと数センチでインターホンに触れる指がピタッと止まった。


「じゃーおばさん。また来ますね!」


そう言いながらてできたのは、凛ちゃんだった。


"また"という言葉だけでも、これが初めてではない事ぐらい私にもわかる。


「幼馴染なんだから当たり前か……」


< 167 / 477 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop