夏目くんと恋愛中



『出来ることなら、その体を譲ってくれよ。心だけ入れ替われたら、俺は・・・』


なんて馬鹿なことを何度考えただろうか。


出来ないと分かっていても、羨ましくて、妬ましくて。


何度も何度も、お前の事を消してしまえたらいいのにって考えたことだろうか。


「俺だと、泣かせてばかりだから。笑わせたいのに、笑わせられない。だから、俺はお前が羨ましい」


分かってる。それが、本音なんだってことは。


だけど、それはお前から聞きたくなかった言葉でも有る分、俺の理性を簡単に壊した。


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