夏目くんと恋愛中


持つべきものは親友なのだ。


何も言わなくても、分かってくれる。


そんなまーちゃんに、時々泣きそうになってしまう。


まーちゃんが居なかったら、きっと私は泣いてばかりいたに違いない。


“まーちゃん、ありがとう ”と心の中で呟く。


すると、まーちゃんが何かを思い出したかのようにパッとわたしを見るなり


「そう言えばさ、梅雨が明けたら体育祭だよね」


と、めんどくさそうに言った。



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