黒王子×泣き虫姫

次の日





あたしはなんとなく足が重かった。


「凛奈!おはよーー!」



教室についたら、まっさきに親友の由美が飛び付いてきた。


「おはよ、由美。」



いつもとは違う、少し暗めの感じで挨拶を返した。



「……凛奈、今日変。」



ズバッとそう言われてしまった。


あ、あはは……



「そんなことないよ?」

そう、誤魔化した。



「まあ…そんなことはおいといて!」



そう言い、キラキラした目であたしを見つめる由美。



ま、まさか…




「昨日、告白したんでしょ!?」




ああ…やっぱりこの話しか…



< 15 / 71 >

この作品をシェア

pagetop