黒王子×泣き虫姫
次の日
あたしはなんとなく足が重かった。
「凛奈!おはよーー!」
教室についたら、まっさきに親友の由美が飛び付いてきた。
「おはよ、由美。」
いつもとは違う、少し暗めの感じで挨拶を返した。
「……凛奈、今日変。」
ズバッとそう言われてしまった。
あ、あはは……
「そんなことないよ?」
そう、誤魔化した。
「まあ…そんなことはおいといて!」
そう言い、キラキラした目であたしを見つめる由美。
ま、まさか…
「昨日、告白したんでしょ!?」
ああ…やっぱりこの話しか…