黒王子×泣き虫姫


腕を離そうとしても、



力が強く、無理だった。




「あ、あのっ、山本裕太っ…」




あたしは少し涙目になりながら言った。




「もっかい聞くけど、キス、していい?」




ドアップの顔が目の前に来て、



そう言われた。



「っ、むむ、無理です!」







< 63 / 71 >

この作品をシェア

pagetop