しるばーりんぐ
―…

「…なんで?」
私は今、屋上に向かっている。もちろんそれは、結菜と話しをするため。
「さっきの話し…結菜」
そう、さっきの話は結菜がらみだった。


"私、この前有元さんと男の人が一緒に居るの見ちゃって。彼氏いたんだーって思ってたら、別の日に日向さんとその男の人が一緒に居るのみちゃって…どっちも同じ男の人だったから…一応日向さんにと思って"


「どうなってるの?」
屋上に近づくたび、私は不安で仕方がなかった。
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