シャインプリンセス

「…変な奴。」

まだ残ってる、光の唇の感触。

不思議と気持ち悪いとは思わなかった。

それと…何だし…これ。

なんか…懐かしいような…

"光"この名前を聞いた瞬間、

頭がちくりと痛んだ。

いや、気のせいだし…多分。

胸のモヤモヤを残したまま、

私はトボトボと昇降口に向かった。
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