あなたに出逢えた
「よしっ!それじゃぁ帰りましょうか。行くわよ」



「うんっ!」


私はまるで小さな子供のように、ママと手をつないで家へ向かった。




「ねぇ、栞菜の手紙を渡したい二人って、好きな男のこと栞菜の親友?」



あたりです……。なんでわかるのっ!?



「あたりか……。やっぱりねっ!前より明るくなったものっ!良かったっ!」





ママもまた子供のように喜んでくれた。嬉しかった。ママは味方なんだ。いつでも味方でいてくれる。優しい優しい私のママ。





「ママ、ありがとうっ!だーいすきっ!」





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