あなたに出逢えた
結婚……?



ママが、いなくなっちゃうじゃん。





それよりも、私にお兄ちゃんができる?






「……どういうことですか?私にお兄ちゃんって……」



宮野さんはケータイを取り出して写真を見せてきた。




これって……



「宮野っ!?」
「知ってるのかい?瞬のこと」




私は頷いた。見間違うはずがない。私の大好きな彼だった。



「う、そ……もしかして、宮野さんは瞬君のお父さん……」
彼はこくんと頷いた。


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