あなたに出逢えた
【栞菜side】
迷った。すごく迷った。自分の気持ちを正直に自分で言ったほうがいいか迷った。
たぶんママはそうしろって言ってるんだと思う。でも、そうしたらママは?
ママはどうするの?だって、兄妹だよ?
私たちは、兄妹になるんだよ?
でも、今は思ってることを正直に話そう。私の気持ち以外のことを。
「宮野。私はね、最初は再婚に反対してたの。ママが取られちゃうって思ったの。でもね、宮野慧さんはそんな人じゃないって思った。それに、何よりママが幸せそうだったの……。だから、二人には幸せになってほしいって思ってる。宮野はどう思ってる?」
宮野を見ると、俯いてしまっていて顔がよく見えない。
「俺は、正直嫌だよ。だって、相手の家族がお前なんだから……」
……どういう意味?
「どういうこと?」
宮野は俯いていた顔を上げていった。
「俺は、中学の時からずっとお前が好きだったんだ」
「……っ!」
なんで、今そんなことを言うの?どうして?
迷った。すごく迷った。自分の気持ちを正直に自分で言ったほうがいいか迷った。
たぶんママはそうしろって言ってるんだと思う。でも、そうしたらママは?
ママはどうするの?だって、兄妹だよ?
私たちは、兄妹になるんだよ?
でも、今は思ってることを正直に話そう。私の気持ち以外のことを。
「宮野。私はね、最初は再婚に反対してたの。ママが取られちゃうって思ったの。でもね、宮野慧さんはそんな人じゃないって思った。それに、何よりママが幸せそうだったの……。だから、二人には幸せになってほしいって思ってる。宮野はどう思ってる?」
宮野を見ると、俯いてしまっていて顔がよく見えない。
「俺は、正直嫌だよ。だって、相手の家族がお前なんだから……」
……どういう意味?
「どういうこと?」
宮野は俯いていた顔を上げていった。
「俺は、中学の時からずっとお前が好きだったんだ」
「……っ!」
なんで、今そんなことを言うの?どうして?