あなたに出逢えた
「もう……!私は、……生きていても、しょうがないんだってっ……!みんなが、私を嫌って、いるんならっ、消えても問題ないってっ……」

嗚咽が混じってうまく喋れない。


「問題ないわけないだろう!」


黙って聞いていた宮野が、いきなり怒鳴り声を上げた。



「それを聞いたお前の親友はどう思うと思うんだ。そんなこと望んでいたわけじゃないんじゃないのか?」


宮野は、まっすぐに私を見た。




「どうして、お前の親友はイジメられていることを言わなかったと思う?考えたことあるのか?」




そういえば一度も考えたことがなかった。


私はまた首を振る。



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