あなたに出逢えた
「気休めなんかじゃないよ。栞菜の心が詰まってる」



莉音は私をぎゅっと抱きしめた。




「栞菜、よく聞いてね。私……やっぱりやめた。また話すね……」



その時の莉音の声が、すごく寂しそうな声だった。







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