あなたに出逢えた
「私なんて、栞菜に比べたら、全然……」
そういって、莉音は首を振り続ける。
「……莉音。心はね、人と比べるものじゃないよ。人と比べられるものじゃないんだよ。だから、一人一人違っていいんだよ。莉音は莉音」
「私は私……?」
私は頷いた。
「でも、あんなに栞菜を苦しめたよ?それなのに……」
そういって、莉音は首を振り続ける。
「……莉音。心はね、人と比べるものじゃないよ。人と比べられるものじゃないんだよ。だから、一人一人違っていいんだよ。莉音は莉音」
「私は私……?」
私は頷いた。
「でも、あんなに栞菜を苦しめたよ?それなのに……」