貴方を好きになるその日まで‥‥。2
「やっと見つけた。はぁ〜はぁ〜。」

来た!吉中くんが来てくれた!

「よ、吉中くん!」

そして、吉中くんは、しゃがみ込んで泣いている私をぎゅっと抱きしめた。

「なにしてんだよ!俺がどんだけ心配したと思ってんだよ!」

「な、なんでそんなに私のこと心配してくれるの?さっき会ったばっかなのに。」

「さっき会ったばっかじゃねーよ。
俺ら、もうとっくの前に会ってんだよ。」

え!?どういうこと!私は知らないよ!

いつ、何処で?

「わ、私知らないよ!」

私はバッと顔を上げて言った。そして、あまりにも顔が近くて顔が赤くなった。

ちょっと動いたらキスしちゃいそうな距離。

「俺ら、中学一緒なんだよ。クラスは別だったけど、俺が落としたキーホルダーを真剣に一緒に泥だらけになって探してくれた。」

ん!?え、えーーーーー!あ、あの時の内気な、よ、吉中くん!?

「あ、あの内気な子って吉中くんだったの!?」

私は、驚きを隠せなかった。

吉中くんくんは、恥ずかしいそうに手で顔を隠して、

「あれから、お前のこと好きになった。
だから、お前を守れる強い男になろうと思ったんだ。だから、合コンに行った時お前がいてびっくりした。」
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