年下くんをなめちゃダメッッ!!
だって…
そこにいたのは
あいつだったから。
『…?? りか??』
彩花の声で
私は動き出す―。
『ぅんっっ。
バッジつけてくるね』
と 言って
私は あいつの
正面に 立った。
私は身長が170ある。
前は私より低かったのに
今ぢゃ 軽く
見おらされている。
『バッジつけるから
上着脱いで下さい…。』
私は 下を向いて言った。
『………んっっ。』
いきなり
私のあごをつかんで
上を向かせたのだ。
『っっな…何…??』
『お前……りか…か??』
『…そぅだよ。
よく覚えてたね
…圭太。』
あごにある手を
ふりどけて
私は 無言で
バッジをつける。
『…カチッ!!…。』
『はい。ついたよ。』
『どうも…。』
短い会話を残し
圭太は 会場へ行った。
『今の子かっこいいね!!
りかの知り合い??』
彩花が好奇心
旺盛に聞いてくる。
『…ぅん。
弟みたいな感じ。』