年下くんをなめちゃダメッッ!!
『…わりぃ。
夢中になりすぎたわ。』
圭太が謝ってくるなんて
珍しいっっ!!
『…ぅん。大丈夫。』
あんまりにも
圭太が素直だから
私まで素直に答えた。
『…なぁ、そーいえば
りかの好きなやつって
誰なんだよ。』
変に真剣な圭太の顔…。
どぅしたんだろ―。
『…そんなに知りたい??』
さっきとわ逆に
私が少しぃぢわるしてみる。
『…知りてえよっっ。』
また素直に答える圭太。
『…ぢゃあ、ヒントね!!
2つ年下だよ。』
ばれるかな??
って思ったけど
まぁ、いっか♪
『年下なの??』
『ぅん。』
『…なぁ、それって―。』
『りかぁ〜!!!!!』
圭太の言葉を
さえぎるように叫んだのは
アパートの窓から
顔を出しているお母さん。
圭太も気付いたのか
軽く頭を下げる。
お母さんは
呼ぶだけ呼んで
家の中に入って行った。
『はぁー。ごめんね…
うるさくて。』
『いいぢゃん。
元気で〜!!!』
…さっき
圭太、何か言おうと
してたのを思い出した―。
『…さっき、何か言おうと してたよね??』
『…ぁあ〜、大したこと
ぢゃなぃからいいわ。』
『そぅ…??ならぃいけど。 ぢゃあ また明日ね。』
『…ぉ、おう!!
またなっっ。』
私は、圭太が
何を言おうとしたのか
考えながら
家に帰った―。