secret love☆【番外編】
乗り込むと、車は静かに動き出す。


黙ったままの私に、霧澤さんが話し出す。


「で?何が気に食わねぇんだ」


気に食わないんじゃないもん。



「霧澤さんが、モテるから・・・」


「?」


「テレビに出て欲しくないです」



私は、膝の上の拳を握りしめる。



ゆっちゃった。


心が狭いな、私。
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