secret love☆【番外編】
私はそう宣言し、スイーツを口に運ぶ。


「甘いもんばかり、よく喰えるな」


霧澤さんは、甘いもの苦手な人。
今日のスイーツで、食べれそうなものは・・・


「これなら、あんまり甘くないですよ!」

パンケーキを切り分け、フォークでさそうとすると・・・

すっと、霧澤さんの手が私の口元に伸びる。

そして、親指で口角をぬぐったと思うと、それを自分の口に運んで、ペロリ。


「!!!」

目を見開いて、驚く私。


「甘い・・・」

「霧澤さんっ」


心臓に悪いよ~!


私の右側にいる霧澤さんが、右手で頬杖をつきながら、私をみる。
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