secret love☆【番外編】
すると、パッと視線が合い・・・

『こっちにこい』

と、合図される。


私はゆわるがまま、霧澤さんの側に辿り着く。


次に指示されたのは、

「!!」

霧澤さんは、自分の足を指差し

「座れ」


「えっ!?ここに!?」

霧澤さんの膝の上に座るなんて、恥ずかしくて無理!!

「私、重いですよ!!無理っ」


慌てて、離れようとすると、ぐいっと手首を掴まれ、そのまま身体を引き寄せられ、霧澤さんの上に座ってしまった。


「あっ!」

降りようとするが、がっちりと身体を抱き締められ、身動きがとれない。


私は観念して、高まる鼓動を抑えた。
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