secret love☆【番外編】
一瞬、ビクッと身体を震わせたが、気のせいかと鼓動を抑える。


でもやはり気のせいではなく、スカートのスリットから中に手が入ってきた。


「霧澤さんっ」

慌てて、スカートを抑えると今度は左手が胸をもてあそぶ。


「あっ・・・ダメですよっ、誰か来ちゃう」

侵入してくる手と、もてあそぶ手にたじろぎしていると、


「おまえが声ださなきゃ、誰も来ねぇよ」

と、耳元で囁かれる。

霧澤さんのよく通る低い声に、敏感に反応してしまう。


「・・・っ」


卑猥な手の動きに翻弄する中、ふと不安がよぎる。


この部屋って、色んな人がくるんだよね?

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