secret love☆【番外編】
すると受話器の向こうの斎王社長は、大笑い。


『毎回、毎回、おまえをはめようなんて思ってねぇよ!ちゃんとした、仕事だ』


「こいつが、アルコール弱いの知ってるだろ?」


『あぁ、それでも一番アルコールが低いやつなんだよ。今はノンアルコールじゃなく、ほろよいするくらいの弱いアルコールビールの時代なんだとよ?』


どうやら、私へのオファーは全てアルコールビール。その中でも弱いビールを選んでくれたわけだ。


『撮影まで、もう少し飲めるように付き合ってやってくれよ?彼氏サマ♪♪』



霧澤さんは、一瞬フキゲン全快オーラを出して、社長の電話を切った。



・・・何、ゆわれたんだろ。
< 95 / 137 >

この作品をシェア

pagetop