ふたりでひとつ
平然とそう答えた飛鳥に
咲良はびっくりしてた
そりゃぁそうだ、私もそう思う
こんなけ完璧だと彼女はいる
…というかいると思ってた
「もったいないな(笑)」
「そう??ご心配ありがとう
ぁ、次移動教室だから行かなきゃ」
飛鳥は教室をでようとしたところで
「あ」
といい私に向かって
ちょいちょい、と手招きをした
どうしたのかなと思っていってみると
耳元でぼそっと
「俺は芽衣がずっと好きだから
他の女の子なんか興味なかったの」
じゃあね、と笑顔で教室をでていった
私は内心嬉しかった
今まで恋なんか無縁だったけど
恋って楽しいなぁって思った