ふたりでひとつ
え?
「あれ??芽衣寝て…」
俺がそういうと芽衣は誇らしげに
「飛鳥の心が泣いてるっていう
念力!!」
といった
あぁ、ほんとにかなわない
「芽衣、好き」
だからこそ、
「俺のコト…好き??」
「え?
今更何言ってんの!!」
飛鳥どうしたんだろう…
「なにかあったの??」
「特にはないけど…ちょっと不安で(笑)」
笑う…
兄は私に笑う
…迷惑かけないように
座ってる飛鳥の前にたって
「よしよし」
と抱きしめながら頭をなでた
「私は飛鳥がいたら大丈夫だから」
「芽衣…」
俺はこの日決めた
何があっても芽衣を守るって
かなわない、泣きそうになった