ん?!…突然?!
突然すぎですよ、鈴木君
冬にしては珍しく、ポカポカと春のような温かさ。

私は自分で作ったお弁当を持って、会社裏にある

芝生広場でランチする事に。

…今日はいつもより少し遅めのランチ。

1人は寂しいけど、たまにはこんなのも悪くない。



「はぁ、よく食べた」

お弁当が終わるころにはお腹一杯になってご満悦。

人が少ない事を良い事に、私は芝生に寝転んだ。


「冷た!」

芝生は若干湿っていたけど、上からの日差しの心地よさにウトウト。


…ほんの少し、目を休めよう。

なんてそんな事を考えながら目を閉じた。



「西村」

「…鈴木君?」

横になって目を瞑ってる私に、同期の鈴木君が声をかけてきた。


「…ダメ、そのまま、目、閉じてて」

「・・・ぇ、・・・うん」


目を開けようとしたけど、鈴木君に止められた。
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