ん?!…突然?!
「横で、昼飯、食ってもいい?」

「・・・どうぞ、やっぱ起きようか?

話し相手くらいならなれるけど」



「いやいい」

「・・・」

即答で断られた。


「ほらでもさ、」

「西村喋り出すとうるさいからそのまま寝てて」

「・・・・」

…確かに私はお喋りだけどさ。

フン、いいわよ、いいわよ。このまま寝てやる。


少し拗ねた私は、鈴木君に背を向けて、眠りにつく。


・・・鈴木君は物静かでミステリアスな所を醸し出している不思議君。

メガネかけてても分かる、イケメンな鈴木君。

イケメンなのに、誰も近寄れないから一人でいる事が多い。


…私とは正反対な性格だ。




「西村、」

「・・・ん?」

ウトウトし始めていた私は、夢見心地で返事をする。


「仰向けになって」

「・・・ん・・・」

言われるままに仰向けになったはいいが。
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